見逃せない取り組み!亀岡市とマーケットエンタープライズの連携
2024年12月17日、京都府亀岡市(市長:桂川孝裕)は、東京都中央区に本社を構える株式会社マーケットエンタープライズ(代表取締役社長:小林泰士)と、リユース事業に関する協定を締結しました。この協定の目的は、地域社会における課題解決を目指し、リユースプラットフォーム「おいくら」を活用して不要品の再利用を促進し、廃棄物を削減することです。
背景
亀岡市はこれまで、リユース品の回収や交換会などを企画し、リユースを推進してきましたが、粗大ゴミとして出される不要品には再利用可能なものが多く存在していました。そのため、市は新たな施策を模索していました。一方、マーケットエンタープライズも、リユース事業をリードする企業として、地方創生やSDGs実現に向けた取り組みを進めており、亀岡市とのニーズが一致した結果、連携が実現しました。
「おいくら」とは
「おいくら」は、マーケットエンタープライズが提供するリユースプラットフォームで、不要品の査定を全国の加盟リサイクルショップに一括で依頼できるサービスです。この仕組みを通じて、130万人以上がサービスを利用しており、効率的で簡単に不要品の買取が行えます。
課題と解決策
亀岡市では、粗大ごみの収集が原則市民が自宅から運び出す必要がありますが、「おいくら」を利用することで、希望する場合には出張買取サービスが提供されます。これにより、自宅内の大型や重量のあるものでも、手軽に売却できるようになるのです。また、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象の製品も、まだ使用可能であれば買取対象になります。
市民が依頼をしたその日に買取が可能なことも、「おいくら」の大きな利点です。この新しいシステムにより、市の負担もなく、市民は簡単に不要品をリユースすることができるようになります。
今後の展望
亀岡市のホームページには、2024年12月17日(火)に「おいくら」に関する情報が公開され、直接不要品の査定申し込みが可能となります。この連携によって、循環型社会の形成が促進され、地域の廃棄物処理量の削減やコスト削減に寄与するとわれています。市民が「廃棄ではなくリユースする」という選択肢の増加が期待され、リユースに対する意識も高まることでしょう。
亀岡市の魅力
亀岡市は京都市の西側に位置し、自然豊かで交通アクセスにも優れた場所です。保津川下りや湯の花温泉、トロッコ列車など、観光名所が多数存在し、さまざまなアクティビティも楽しめます。また、地域の環境保護にも力を入れており、”かめおかプラスチックごみゼロ宣言”や、全国初の「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」を制定するなど、環境先進都市を目指しています。
まとめ
亀岡市とマーケットエンタープライズの新たな連携は、地域の環境問題の解決や市民のリユース意識の向上に寄与するものであり、今後の展開に注目が集まります。市民や地域全体がこの取り組みを通じて、持続可能な未来へ一歩近づくことが期待されます。