国際女性デー特別調査:女性看護師の自立と働き方
はじめに
3月8日の「国際女性デー」に併せて、看護職を対象とした求人・転職サービス「レバウェル看護」が実施した最新の調査結果を発表しました。今回の調査には486名の現役女性看護師が参加し、職業としての看護師の自立性や働きやすさ、また将来への懸念に関する実態が明らかにされました。
調査結果の概要
1.
自立しやすい職業、看護師
約8割の看護師が自らの職業を「自立しやすい」と捉え、その理由として「安定した収入」が挙げられました。また、看護師としての資格が安定した収入を得るための重要な要素であり、雇用形態や勤務時間の自由度が高い点も評価されています。調査に回答した看護師の51.7%は、自らの収入で生活できているとのことです。
2.
長期就業の可能性とその課題
調査の結果の中で、60歳以上まで働き続けられるのではないかとの回答が56.2%に達しました。これは、看護師としての職業の持続可能性が一定程度向上していることを示唆しています。しかし、「体力的な負担」や「精神的プレッシャー」が働き続ける上での主要な不安要因であることも分かりました。
3.
家庭との両立に伴うストレス
看護師が直面する家庭との両立に関する課題では、「精神的なストレス」が55.3%で最も多く、「体力面の負担」が49.2%との結果が出ました。特にシフト勤務による急な予定変更や、自由時間の不足が看護師としての仕事のストレスを高めているとされています。
4.
次世代への職業推奨
自分の子供に看護師を勧めたいかという質問には、約24.9%が肯定的とは言いましたが、39.9%は推奨をためらう結果となりました。推奨派は、資格を持つことの安定性を評価する一方で、報酬の不公平感や不規則な勤務体系に対する懸念から、勧めたくないという意見も目立ちました。
看護師の声
調査の中で寄せられた看護師たちの率直な声には、就業の安定性ややりがいを感じている一方で、責任の重さに対する給与の不満、また精神的健康に関する懸念が多くありました。
- - ある看護師は「やりがいがあるし、働く場所も選べる職業」と語る一方で、別の看護師は「業務の大変さに対して給与が見合っていない」と指摘しました。
終わりに
レバウェル株式会社の古谷直士事業部長は「看護師が安心して働ける環境作りが、女性の就業継続のカギである」と述べ、将来の労働環境の改善に向けての継続的な支援と取り組みの重要性を強調しました。看護師資格は女性の自立を助けつつも、今後の職場環境の整備も必要であるということが明確になった調査結果であり、引き続き注目されるべきテーマであると言えるでしょう。