2024年の交通事故発生状況と安全運転のお願い
NEXCO西日本(代表取締役社長:芝村善治)は、2024年における管内の交通死亡事故発生状況をとりまとめ、安全運転の重要性を訴えるための情報を公表しました。2024年のデータによると、交通事故によって30件の死亡が報告され、31名の命が失われました。この数字は2023年と比較すると2件、3名の減少を示していますが、依然として深刻な状況であることに変わりありません。
特に「単独事故」や「対停止車両事故」では合計20件の死亡事故が発生しており、21名が犠牲となっています。これらの事故は2023年と比べて増加しており、運転中の注意が一層求められています。特に、高速道路での危険運転が事故の一因となるため、NEXCO西日本は危険運転撲滅プロジェクト「STOP! NAGARA DRIVING PROJECT」(通称「SNDプロジェクト」)を立ち上げました。
SNDプロジェクトの目的と活動
SNDプロジェクトは、阪神高速道路株式会社や本州四国連絡高速道路株式会社、株式会社エフエム大阪と共同で、高速道路における事故ゼロを目指す取り組みを行っています。このプロジェクトでは、運転中の「ながら運転」を中心に、わき見運転やスマートフォンの操作、あおり運転の撲滅を目指しています。
また、SNDプロジェクトは、FM大阪のラジオ番組『SNDgarden』を通じて、交通安全のメッセージを広めています。毎週木曜日の20時から30分間放送され、リスナーからの安全運転に向けたサポーターも募集しています。この番組は、素敵な音楽とともに交通安全を訴える場として、多くの方々に親しまれています。 さらに、冬のシーズンには「Heart to Heart 伝えよう!届けよう!冬のSNDメッセージキャンペーン」を実施し、「ながら運転」撲滅のためのメッセージを募集しています。
安全運転のための具体的なポイント
NEXCO西日本は、安全運転のためにいくつかの具体的なポイントを挙げています。
1.
シートベルトの着用: 高速道路で事故が起こった際、多くのケースでシートベルトが重要な役割を果たします。シートベルトを着用することで、身体が車内で振り回されることを防ぎ、車外への放出を防ぐ効果があります。
2.
工事規制箇所の確認: 交通事故の多くは、工事規制箇所で発生しています。事前に工事情報を確認し、注意深く通行することが重要です。
3.
十分な車間距離の確保: また、運転中は十分な車間距離を確保することが求められます。特に雨天の場合、乾燥時の約2倍の車間を維持することが安全への第一歩です。
4.
二輪車の安全対策: 二輪車の場合、ヘルメットやプロテクターを着用し、安全を確保する必要があります。
5.
事故発生時の対応: 万が一事故や故障が発生した場合は、後続車に対する注意喚起を忘れずに行い、速やかに安全な場所へ避難することが最も大切です。
NEXCO西日本は引き続き、交通事故を減少させるための取り組みを強化してまいります。皆さんも、運転中は常に安全運転を心がけてください。事故のない安全な道路環境の実現を目指しましょう。