オーレックが新拠点「OREC green lab福岡」をオープン
草と共に生きるという理念を掲げ、乗用草刈機の国内シェアでNo.1を誇る株式会社オーレックが、福岡市に都市型のブランド発信拠点「OREC green lab福岡」をオープンしました。この拠点は、農や食に関するヒト・モノ・コトとの出会いを提供する場所として設計されており、2019年10月31日に正式にオープンを迎えています。
代表の想いと店舗の背景
オープン前のメディア発表会では、代表取締役社長の今村健二氏が「OREC green lab福岡」は都市部における新しい形のブランド拠点であると説明しました。これまでオーレックは農業従事者との関係構築を重視してきましたが、消費者との直接的な接点が不足していることを感じていました。そこで、都市型店舗を開設することで、一般の方々にも農と食への関心を高めてもらうことを目指しています。
ブランドコンセプトとメニュー
「OREC green lab」は、オーレックのために考案された新しいブランドの形です。経営総合部の部長、関雅文氏は、2016年に策定した「草と共に生きる」というコンセプトを背景に、さらなる事業展開を行っていることを強調しました。この理念を基に、カフェメニューの開発も進められ、特に「お米ラテ」が発表会で注目を集めました。加藤美帆さんという薬草ハーバリストが監修し、有機農法で育てられた無農薬のお米を使用したドリンクです。
「お米ラテ」の魅力
加藤さんは、「お米ラテ」の開発にあたって、環境に優しい技術力で社会課題を解決しようとするオーレックの理念に感動したそうです。彼女は、「お米ラテ」を通じて、農と生活の距離を縮めることを目的としています。「お米ラテ」の特徴は、無添加で甘さが自然に引き出される点や、煎茶を使用することでまろやかさを加えた点などが挙げられます。身体にも優しく、健康を意識する方にもお勧めの飲み物です。
試飲会とライブラリー公開
発表会では参加者に「お米ラテ」が提供され、初めての体験に感激する声が上がりました。また、2階に設けられたライブラリーも公開され、多様な書籍が並ぶ空間で参加者たちはリラックスした雰囲気を楽しんでいました。設計を担当した一ノ瀬勇氏は、建物の設計に際してオーレックの理念を体現すべく努力したと語り、これからの変化を共に楽しみたい意向を表明しました。
施設概要
OREC green lab福岡は、福岡市中央区赤坂に位置し、地下鉄空港線「赤坂駅」近くにあります。営業時間は10時から19時までで、日曜日と月曜日、祝日には休業となります。内装は木材を多く使用し、明るく温かみのある空間で、仕事の合間や読書のひとときを楽しむのに適しています。
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施設情報
- - 名称: OREC green lab 福岡
- - 所在地: 福岡県福岡市中央区赤坂 1丁目 13-1
- - 公式サイト: OREC公式サイト
- - 延床面積: 266.8㎡
- - 利用構成: 1階はカフェ・展示、2階はカフェ・ライブラリー、3階はイベントスペースとなっています。
新たなブランド発信拠点として「OREC green lab福岡」は、都会における農と食の架け橋を目指し、今後も注目される存在となるでしょう。