発達障害教育のパイオニア、さくらんぼ教室が30周年を迎える
「さくらんぼ教室」は、1990年に江戸川区でスタートした発達障害教育の先駆者として知られ、今年で30周年を迎えました。この特別な年を祝うため、10月18日(日)に有楽町よみうりホールで記念イベントが開催されます。
イベントの概要
このイベントのタイトルは「一人ひとりちがうからこそ、人生はおもしろい!~人生を豊かに生きるコツ~」です。参加者は、発達障害の有無を問わず、各々の個性を大切にし、それを活かすことで人生をより豊かにできるというメッセージを学ぶことができます。
イベントでは、代表の伊庭葉子氏が、30年の歴史を振り返り、発達障害に対する社会の認識がどのように変化したかを語ります。また、さくらんぼ教室の卒業生や在籍生による感動的なエピソードも紹介され、様々な視点から発達障害教育の重要性が伝えられます。
スペシャルゲストによる貴重な講演
この特別な日には、落語家の柳家花緑師匠を迎え、彼自身の経験に基づく講演が行われます。花緑師匠は「学習障害」を公表しており、個性や生き方をテーマにした話を展開します。また、彼の著書『僕が手に入れた発達障害という止まり木』の内容とも重なる事例を交えながら、更に深い理解へと導いてくれることでしょう。
生徒たちの発表
また、さくらんぼ教室からは、11名の生徒が登壇し、自らの得意分野や関心を抱く領域についてスピーチや実演を行います。これにより、来場者は教室での実際の教育の様子や彼らの努力を目の当たりにできるでしょう。
発達障害教育の必要性
文部科学省の調査によると、日本の公立小中学校に在籍する子供の約6.5%が発達障害の可能性を持つとされています。この数字は、30人学級あたりに約2名の生徒が含まれるということを意味します。しかし、それにもかかわらず、発達障害やその教育に関する現場の声を直接聞く機会は依然として限られています。
「さくらんぼ教室」のイベント参加を通じて、発達障害教育の現状や重要性を多くの人に知っていただければと思います。
イベント詳細
- - 日時:2020年10月18日(日)13:30-15:30(13:00開場)
- - 場所:有楽町よみうりホール
東京都千代田区有楽町1-11-1読売会館7F
この貴重な機会に、多くの方々のご参加をお待ちしております。また、当日は予約なしでの参加も可能です。
詳しい情報はさくらんぼ教室の公式ウェブサイトをご覧ください。
さくらんぼ教室公式サイト
発達障害教育の未来を共に考えましょう。