手話通訳導入決定
2025-10-28 09:22:31

デフリンピックに向けて、ファミリーマートがオンライン手話通訳を導入

株式会社ファミリーマートは、社会的インクルージョンの推進を目指し、オンライン手話通訳サービス「ミライロ・コネクト」を2025年のデフリンピック開催に合わせて導入することを発表しました。このサービスは、東京で行われる世界的なイベントに向け、聴覚障がい者の方々にも利用しやすい店舗を目指す取り組みの一環です。

2025年11月4日から11月30日まで、デフリンピック会場近くのファミリーマート48店舗でこのサービスが提供されます。特徴として、特別なアプリは不要で、店内に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、簡単に手話通訳者とつながることが可能です。

これにより、手話を使う顧客はリアルタイムでストアスタッフとコミュニケーションをとることができ、よりスムーズなお買い物体験を享受できるようになります。ファミリーマートは過去から徐々に障がい者支援に取り組んできましたが、この取り組みはコンビニ業界全体にとっても新たな一歩となります。

この新サービスの実施背景には、ファミリーマートがこれまで展開してきた指差しシートやコミュニケーションボードの設置があり、手話を用いた対応力を高めようとする姿勢があります。聴覚と言語に障がいのある方々がより安心して利用できる店舗づくりは、ファミリーマートにとって重要な使命です。

ファミリーマートとPartneringしているミライロ社の代表者、垣内俊哉氏は、2024年に施行される改正障害者差別解消法を踏まえたこの取り組みの意義を強調しました。同法施行により、企業は聴覚障がい者への合理的配慮が求められるようになり、環境整備が一層重要になるとしています。今回のサービス導入は、まさに社会的なニーズに応えるもので、ファミリーマートの店舗が「インフラ」の一環として位置付けられることを狙ったものです。

また、ストアスタッフは本サービスをスムーズに運営するための事前研修を受け、その中で手話の基礎を学ぶ機会も設けられています。これにより、接客品質の向上だけでなく、従業員一人ひとりが顧客のニーズにより敏感に対応できるようになります。全店舗には、ユニバーサルマナーBOOKも配信され、さまざまな顧客層に配慮したサービス提供が期待されています。

多様な背景を持つ全てのお客様に対して配慮の行き届いた接客を行うことで、ファミリーマートは店舗の利用価値を高め、ますます多くの人に支持されるブランドへと成長するでしょう。デフリンピックをきっかけに、強化されるインクルーシブな取り組みが新たなスタートを切ることに、期待が寄せられています。
ファミリーマートは、地域に寄り添い、より多くの人々に必要とされる場所であり続けるための努力を続けていきます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

会社情報

会社名
株式会社ファミリーマート
住所
東京都港区芝浦3-1-21msb Tamachi 田町ステーションタワーS 9F
電話番号
0120-079-188

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。