OKIがISO 56001認証を取得し、イノベーションの先駆者へ
沖電気工業株式会社(通称:OKI)が、イノベーション・マネジメントシステムに関する新たな国際規格「ISO 56001」の認証を日本で初めて取得したことが発表されました。英国規格協会(BSI)によるこの認証は、2025年7月8日付で正式に付与され、製造業としてもこちらの認証を受けたのはOKIが初めてということになります。
ISO 56001とは?
ISO 56001は、企業がイノベーションを効果的に管理し、持続可能な成長を目指すための指針を提供しています。この規格は従来のガイダンス規格ISO 56002を基に、必須要件として体系化され、特に「チェンジマネジメント」や「リスクマネジメント」が重点的に評価されることが特徴です。
OKIの活動と評価ポイント
OKIのイノベーション・マネジメントシステム「Yume Pro」は、2017年にスタートし、利用者に次々と高い成果をもたらしています。ISO 56001の認証取得に向け、OKIは中期経営計画「OKI中期経営計画2025」に基づく組織改革とイノベーション・プロジェクトの支援に取り組みました。その結果、組織全体にイノベーションの文化を浸透させ、顧客価値を向上させながら事業拡大のためのリスク軽減策も実施されているとの評価を受けました。
グローバルに共創を推進
この認証取得により、OKIはISO 56001を共通言語として、グローバルな顧客やパートナー企業との共創を目指します。企業が直面する多様な社会課題の解決に貢献し、さらにイノベーションのグローバルな展開を進める狙いがあります。
さらなる展望
OKIは、2025年9月に開催されるイノベーションイベントに参加し、「ISO 56001」認証取得の詳細や自身の最新事例を発表する予定です。これにより、共創パートナーとの協力関係をさらに強化し、イノベーション・マネジメントシステムの普及へ向けた取り組みを加速させていく考えです。
「このたびのマイルストーン達成に伴い、OKIはISO 56001に基づいた戦略的なイノベーション・アプローチを確立しました」と、BSIグループのグローバル製品認証ディレクターShahm Barhom氏も述べており、認証取得がOKIの未来志向のリーダーシップをさらに強化するものと評価しています。
結論
日本初のISO 56001認証を取得したOKIは、今後もイノベーションの進展と社会への貢献を続けていくことでしょう。彼らの取り組みがどのように進展し、イノベーションがどのように新たなビジネスチャンスへと繋がるのか、今後の動向に期待が寄せられています。