新しい豊かさとは?「SIGNAL読書会」第4回のご紹介
東京都港区にあるソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」では、新たな豊かさを探求する取り組みとして「SIGNAL読書会」を開催しています。この読書会は、特に心の豊かさに焦点を当てた内容で、参加者が意見交換や活動紹介を通じて、これからの経済と豊かさのあり方について深く考える場を提供しています。
「SIGNAL読書会」の目的
「SIGNAL」とは、再開発が進む虎ノ門の街に誕生した場所で、特にビジネスパーソンが「私たちの経済」を考えるきっかけとなることを目指しています。「何かを求めるだけでなく、与えること」を意識し、知を拡げることで新しい経済圏を育むことが最終目的です。読書会では、著者を招いて重要なテーマについて考え、参加者同士がそれぞれの理解を深めることが期待されています。
第4回読書会の内容
第4回目となる今回は、株式会社博報堂のストラテジックプラニング局が著した『SBNRエコノミー 「心の豊かさ」の探求から生まれる新たなマーケット』に基づいて、心に関する豊かさを主体的に考えるプログラムが行われます。
プログラム詳細
1. 読書会「What’s SBNR Economy?」
日時: 4月7日(月)8:00-9:00
内容: 著者による書籍内容のレクチャー及び参加者との質疑応答
登壇者: 牧 貴洋(SIGNING CEO)、坪井克諭(博報堂DY事業開発室 室長補佐)、宮島達則(博報堂 マーケティングプランナー)
2. トークセッション「Try! SBNR Economy!!」
日時: 4月22日(火)19:00-20:30
内容: SBNRをビジネスにどう活かしていくかをテーマにした対談
登壇者: 牧 貴洋、坪井克諭、宮島達則のほか、伊藤幹(博報堂 マーケティングプランナー)、橋本明意(博報堂 マーケティングプランナー)
「SBNR」について
「SBNR」とは、宗教を持たずに精神的な豊かさを追求する人々を指す言葉です。今、特に欧米を中心にこの層が拡大しており、アメリカでは国民の約5人に1人がこのカテゴライズに当てはまるというデータもあります。コロナ禍を経て、この考え方はさらに注目を集めています。物質的な豊かさの限界を感じている現代社会が選んだ新たな道とも言えるでしょう。
書籍の内容
本書では、SBNR層の拡大に注目し、精神的な豊かさを求めるこの世代がどのように社会やビジネスに影響を与えるのかを掘り下げています。特に、SBNRの価値観を理解することが、日本の企業にとっても有用であるとされています。著者たちは、具体的なマーケティング手法や組織デザインについても示唆を与えています。
参加方法と注意事項
読書会への参加は無料ですが、飲食費用は自己負担です。定員は20名と限られており、全回に参加できる方を優先します。申し込みは
こちらのGoogleフォームから可能です。
「SIGNAL」は、単にアート展示や社会課題に触れる場所ではなく、来場者が自らの意見をアウトプットすることで、社会課題の解決に繋がる仕組みを持っています。社会と共生しながら心の豊かさを追求する新たなマーケットの形成に、ぜひご参加ください。