桜咲く元日にお届けする圧巻のバレエ『白鳥の湖』
バレエの名作『白鳥の湖』が、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の手によって新たに映像化され、2025年1月1日より日本の劇場で上映されることが決まりました。大勢のダンサーと共に、6000人以上の観客の視線を集めたこの作品は、バレエ史上最大級とも言えるスケールのパフォーマンスが展開されます。日本ではTOHOシネマズ 日比谷や東京・新宿など、全国での上映が計画されており、バレエファンならずとも多くの人がその美しい舞台を楽しめることになるでしょう。
魅力的な舞台の様子
本作は、1987年以来34年ぶりにロンドンで開催される「大相撲ロンドン場所」の会場でもあるロイヤル・アルバート・ホールで収録され、多くの観客を魅了してきました。6000人以上を収容するこの伝統的なホールが作り出す楕円形のステージは、客席から360度の視点で舞台を楽しむことができる特別な構造になっています。120人以上のダンサーが躍動し、60羽の美しい白鳥が美しい舞台に華を添えます。この壮大なスケール感は、従来の『白鳥の湖』の枠を超え、観るもの全ての心を掴むことでしょう。
主演のイ・サンウンの卓越した技術
主演を務めるのは、高身長バレリーナのイ・サンウン。彼女の存在感は圧巻で、特に32回のグランフェッテを披露するシーンは、ステージの角度に合わせた独自の技術を駆使した見事なパフォーマンスです。彼女が演じる純白のオデットと、黒きオディールの二役の間で姿勢や表情に変化をつける様子は、観る者を魅了し続けることでしょう。イ・サンウンの魅力を映し出した動画も公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
世界的ダンサーたちの共演
本作には、イ・サンウン以外にも多くのトップクラスのバレリーナたちが出演しています。王子の役に扮するギャレス・ハウをはじめ、悪役ロットバルトを演じるジェームズ・ストリーター、日本のバレエ界でも知られる大谷遥陽など、多彩なキャストが揃い、個々の技術と演技が織りなす日本では見られない特別な舞台を生み出しています。全編を通して、高い技術力を背景にしたアクロバティックなダンスが繰り広げられることに加え、エレガントなワルツや各国の踊りも見逃せません。
音楽と演出の豪華さ
指揮を務めるのは、チャイコフスキーの名曲をドラマティックに響かせるギャヴィン・サザーランド。名門イングリッシュ・ナショナル・バレエ・フィルハーモニー管弦楽団が織りなす音楽にも期待がかかります。また、元芸術監督デレク・ディーンによる振付は、ダイナミックで全体の演出に大きく寄与しています。不朽の名作を現代に蘇らせたこの作品を、ぜひ大スクリーンで体験してください。
総括
イングリッシュ・ナショナル・バレエ団の『白鳥の湖』は、観る者を圧倒する壮大な演出と、才能溢れるダンサーたちの熱演で本物の芸術を感じられる素晴らしい機会です。映画館の大画面で体験できるこのバレエ公演は、日本のバレエファンにとって見逃せないイベントとなることでしょう。