日本初!食の未来を切り拓く「FFSA推奨品」の発表
一般社団法人食の未来システム創造協議会(以下、FFSA)は、食の安全と安心を追求するために設立された機関です。2021年に日本で初となる「FFSA推奨品」を決定し、昨今の食関連産業における高品質製品の選定が注目されています。
FFSA推奨品の選定基準
FFSAは、施設を活用した第一次産業やスマートフードチェーンの発展を目指しており、その取り組みの一環として推奨品を選定しています。推奨される製品は、FFSAによって定めた高い基準を満たすもので、一般消費者や業界の信頼を得ることを目指します。選定は専門の委員会によって行われ、以下のような顔ぶれが名を連ねています。
- - 委員長: 古在 豊樹(千葉大学名誉教授)
- - 委員: 北澤 大輔(東京大学教授)
- - 委員: 鈴木 克己(静岡大学教授)
- - 委員: 糠谷 明(静岡大学名誉教授)
- - 委員: 丸尾 達(千葉大学教授)
選定された推奨品
2021年度に選ばれた推奨品は、以下のように多岐にわたっています。
1. 人工光育苗設備(施設園芸・植物工場向け)
- - 苗テラス(三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社)
2. 環境制御装置(施設園芸・植物工場向け)
- - Smart菜園’sクラウド(パナソニック株式会社)
- - 施設園芸用環境制御栽培支援システムHERBEST(協和株式会社)
- - Arsprout(アルスプラウト)(アルスプラウト株式会社)
3. 衛生検査機器(人工光型植物工場向け)
- - ルミテスターSmart、ルシパックA3 Surface/Water(キッコーマンバイオケミファ株式会社)
- - サニタリーチェックシステム(株式会社エルメックス)
4. 種苗(植物品種)
- - ハンサムグリーン(レタス)(横浜植木株式会社)
- - ベイビーキスレッド(パプリカ)(横浜植木株式会社)
- - ベイビーキスイエロー(パプリカ)(横浜植木株式会社)
- - 桃太郎ホープ(トマト)(タキイ種苗株式会社)
- - ごちそうPR-7(トマト)(タキイ種苗株式会社)
- - フルティカ(トマト)(タキイ種苗株式会社)
5. 養殖システム(海面魚類)
- - 大規模養殖システム(日鉄エンジニアリング株式会社)
今後の展望
FFSAは、2022年度以降の推奨分野を拡大する予定です。新たに検査分析機器や養液栽培システム、輸送環境測定機器などが加わります。これにより、より多くの企業がFFSAの推奨を通じて事業拡大に寄与できる可能性が広がります。
推奨品を取得した企業は、その製品にFFSAの推奨マークを表示することができます。これにより、国際的な信頼性を高める効果も期待されています。高品質の証としてのFFSA推奨品は、特に海外市場での訴求力を増し、正当な価格での販売基盤を築くことにつながります。
FFSAのミッション
FFSAは、2019年7月に任意団体として設立され、2020年には一般社団法人となりました。産学官の連携を通じて、日本の食関連産業を革新し、Society5.0の実現を目指しています。具体的には、食材とその関連サービスの高付加価値化を進めることで、国際的な競争力を高め、日本の食文化を守り続けることが目標です。
お問い合わせ
FFSAに関する詳細や推奨品についての問い合わせは、次のリンクの公式サイトをご覧ください:
FFSA公式サイト
業務執行理事の佐藤嘉記が担当しております。
電話番号: 050-3139-2177
FFSAの取り組みが、未来の食文化にどのように影響を与えるのか、その進展に注目したいものです。