市原市で開催された「ビジネスオーディション」
2025年12月21日、千葉県市原市にて、市原商工会議所と株式会社千葉日報デジタルが主催する「第4回ビジネスオーディション」が成功裏に開催されました。このイベントは「市原未来創業プロジェクト」の一環として、地域の創業者が自身の事業をプレゼンテーションし、その優劣を競う場です。
創業者たちの熱いプレゼン
出場者は7名で、それぞれが8分間の持ち時間を使い、自身のビジネスプランを披露しました。審査は市原市内のホテルで行われ、来場者約50名が審査員となってプレゼンを評価しました。この評価基準には「分かりやすさ」「応援したいか」「ワクワクしたか」の3つの軸が設けられ、特に優れたプランが選ばれました。
グランプリ受賞者の紹介
栄えあるグランプリを獲得したのは、ねざとデザイン事務所に所属する根里智江美さん。彼女は市原市田淵地区出身のウェブデザイナーで、地域活性化をテーマにしたプレゼンテーションを行いました。彼女の提案は、地元特有の「チバニアン」を観光資源として再活用するもので、興味深いのは古民家を観光拠点として利用するアイデアでした。これにより地域の魅力が効果的に伝わるとし、デザインや広告の効果を組み合わせることで、多くの人々の心を掴みました。
準グランプリ受賞者
準グランプリには、ペット用品開発を手がけるunodue株式会社の小坂邊信さんが輝きました。彼の事業プランは、千葉県で問題視されている特定外来生物「キョン」をペットフードに活用するというものです。これにより生物の命が繋がると同時に、獣害対策にもなるという、社会貢献性の高い内容が評価されました。
交流の場としての役割も
また、プレゼン後には出場者ごとにブースが設けられ、来場者との交流会が行われました。この機会に来場者は直接出場者と対話し、ビジネスマッチングが活発に行われました。
イベントの総評
「ビジネスオーディション」は単にビジネスプランの優劣を競うのではなく、参加者が実際に顧客やビジネスパートナーにアピールする場としての役割も持っていました。企業支援事業としての意義も大きく、発表準備段階からのサポートが用意され、出場者たちは実際のビジネスシーンで必要なスキルも磨くことができました。
これからの市原市
このようなイベントを通じて、創業者たちが地域経済の発展に寄与することを期待されています。市原市で新たに芽生えたアイデアが形になり、地域活性化に結びつくことで、地域全体がさらに良い方向へ進むことが期待されます。
次回の「ビジネスオーディション」も、多くの創業者たちからの参加が期待されます。市原市の未来が明るいものになることを願ってやみません。