訪問看護を変える新たなひと手間、eWeLLの『iBow AI訪問予定・ルート』
在宅医療の質を向上させるために取り組んでいる株式会社eWeLLが、2026年7月1日に訪問看護向けの新サービス『iBow AI訪問予定・ルート』を有償で提供開始します。このサービスは、同社がこれまで蓄積してきた高純度なドメインデータと独自のAI技術を基盤にしています。拡大する高齢者医療のニーズに応えつつ、訪問看護師の業務効率を大幅に改善することが期待されています。
eWeLLの歴史とAIへの取り組み
株式会社eWeLLは、2012年に設立され、以来訪問看護に特化した「バーティカルAIカンパニー」として成長を遂げてきました。訪問看護専用電子カルテ「iBow」を2014年に提供開始し、訪問看護領域のデータを蓄積していく中で、2018年からはAI機能を実装。これにより、訪問看護の現場での実務をデジタル化し、効率化を図ってきました。
AI技術の進化
AIの波が押し寄せる中、eWeLLの姿勢は一貫しています。「AIに使われる側ではなく、AIを使い倒す側」であることが、当社の戦略の核です。そのために、訪問看護に特化したデータを最大限に活用し、実際の看護業務に役立てるよう設計されたサービスを提供しています。この点がeWeLLを他社と一線を画している要因と言えるでしょう。
新サービス『iBow AI訪問予定・ルート』の特長
自動最適化の効果
『iBow AI訪問予定・ルート』は、看護師の勤務条件や患者の情報、地理的な要素を踏まえ、最大1か月分の訪問予定と移動ルートをAIが自動で最適化します。これにより、伝統的な手法に依存していた時間や労力を大幅に削減し、看護師が療養者と向き合う時間を最大化することが可能です。
リアルタイム対応
急な患者の状態変化やキャンセルが発生した際には、ワンクリックで訪問予定の再編成を行うことができるため、柔軟な対応が求められる現場においても、安心して活用できる設計になっています。
幅広いニーズにマッチ
このサービスは、訪問看護現場の特性に合わせ、予定のパターンを調整して生成することができます。これにより、実際のニーズに即した、効率的で公平性のある訪問予定を示すことが可能となります。
料金体系とサービスの利点
『iBow AI訪問予定・ルート』は、利用するステーションごとの前提に基づき、訪問件数に応じた料金体系(1件あたり30円)で提供されます。すでに100件以上の事前申し込みがあり、期待の高さが伺えます。
この新サービスは、ただAIを社内業務に活用するだけでなく、実際に収益化を図る珍しい試みであり、訪問看護の分野で新たな道を切り開くものとしています。
未来への展望
eWeLLの代表、中野剛人氏は「訪問看護が療養者に寄り添う時間を増やすために生まれたサービス」と述べ、AIの活用を通じて訪問看護の重要性をさらに広めていく意向を示しています。
このように、eWeLLは訪問看護の現場が抱える課題を解決するため、AIを駆使したソリューションを提供し続けることで、地域医療の向上に寄与していくでしょう。在宅医療が注目を集める中で、今後の展開に期待が寄せられています。
eWeLLに関する情報
本社は大阪市に位置し、全国47都道府県で60,000人以上の看護師にサービスを提供しています。今後も、訪問看護の質向上に向けた取り組みを進めていくことが予想されます。eWeLLは、地域医療の普及と向上を担う存在として、ますます注目されることでしょう。