三共理化学が買収
2022-06-30 13:00:05

三共理化学が中国の泰山グループを完全買収し新たな展開へ

総合研磨布紙メーカーの三共理化学株式会社は、中国に拠点を持つ泰山グループの買収を完了しました。この買収は、同社が過去の発表に基づき、理研泰山の過半数株式を取得したことから始まったもので、これにより泰山グループは三共理化学の完全子会社となります。この一連の動きによって、三共理化学は生産・販売体制をグローバルに強化し、市場進出を加速させることを目指しています。

三共理化学は、今年で創業92周年を迎え、埼玉県桶川市に本社を構えています。研磨布紙や研磨フィルム、砥石、研磨装置など多岐にわたる製品を、自動車や木工、金属、電子部品、そしてDIYといった幅広い業種のお客様に提供しています。一方、泰山グループも中国山東省を拠点として、20年以上にわたる技術力と生産能力を活かし、様々な国の顧客に対して製品を展開してきました。

今回の買収により、三共理化学は製品ポートフォリオの強化と生産能力の増強を図っており、その成果を早急に現実のものとする計画です。これにより、同社の長年にわたる経験と技術を駆使し、アジア地域でのトッププロバイダーとしての地位を確立する意向を持っています。

三共理化学の藤谷京子代表取締役社長は、建設的な意図を持ち、買収後の展望について「FUJISTARブランドの研磨布紙を世界中のお客様に届け、日本と中国の拠点で製造キャパシティや販売体制を強化したい」と述べています。これにより、より高い付加価値を持つ製品を提供し、顧客企業の成長を後押しする考えです。

この買収は、三共理化学にとって大きな転機であり、今後の展開に注目が集まります。両社は互いの強みを活かし合い、グローバルな市場で新たな競争力を持つ企業へと成長することが期待されています。また、三共理化学の公式サイトでは多くの製品情報が提供されており、今後のサービス展開にも期待が寄せられています。

今後、三共理化学は泰山グループを通じて、世界中の顧客に対して最適な研磨ソリューションを提供し続けることで、さらなる発展を目指しています。グローバルな視点での事業展開が、どのように実現されていくのか、今後の動向が注目されます。

会社情報

会社名
三共理化学株式会社
住所
埼玉県桶川市泉桶川市泉2-2-18
電話番号

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