日本XRセンターが描く未来のXRエンターテインメント、全国展開へ

日本XRセンターが描くXRの未来

株式会社日本XRセンターは、最近日経クロストレンドによって「未来の市場をつくる100社」に選ばれた。この企業は、設立からわずか2年でありながら、XR（拡張現実）分野において革新的なアトラクションを次々と手がけている。最新の発表では、2027年までに全国で10店舗を展開する計画が明らかにされた。

設立の背景と業績

東京都中野区に本社を置く日本XRセンターは、アメリカのPotlatchの日本支社として、体験型VRコンテンツの企画や運営を行っている。特に注目されるのは、直営店舗「XR Center Game Space」の成功だ。ここでは、参加者がリアルとデジタルの融合を体験できる没入型のコンテンツが提供されており、国内最大級のXRカンファレンス「XR Kaigi 2025」でコンシューマー部門の最優秀賞を受賞した。これは同社の技術力と独自の企画力が高く評価された証といえる。

XR体験の新たな形

代表取締役の小林大河は、「XRを一過性のブームに終わらせず、映画館やカラオケのように多くの人に日常的に楽しんでもらえる場所にしたい」との目標を掲げている。2023年12月19日には、福岡市のキャナルシティ博多に新たな店舗をオープンする予定で、名実ともにXRライフスタイルの普及を加速させていく。

日本XRセンターの主な事業内容には、VRと現実映像を融合させたアトラクションの開発や、商業施設向けの常設XRアトラクションの制作、さらには企業・自治体向けのプロモーションコンテンツの企画が含まれている。また、直営店舗「XR Center Game Space」では、誰でも気軽にXR体験を楽しめる環境が整っている。