株式会社ギブリーは、2024年9月4日から企業向けに独自の生成AI環境構築支援サービスを開始することを発表しました。このサービスは、大手テクノロジー企業である日本マイクロソフトが提供する「Microsoft Copilot Studio」及び「Azure AI Studio」を活用し、法人が生成AIを実用的に活用するための支援を行います。
新サービスの背景
近年、企業における生成AIの活用は急速に進んでいます。しかし、実際にプロジェクトとして成功させるためには、適した環境の構築が不可欠です。多くの企業では、簡易的な環境構築やPoC(概念実証)が主流となっており、実用化には至っていないのが現状です。
この場合、利用者のニーズや業務の流れに合わせたカスタマイズ開発が必要ですが、技術的なスキル不足やコストの問題、開発体制の構築の難しさから、なかなか進まないという企業も多いのが実情です。これに対して、ギブリーは、日本マイクロソフトと連携し、生成AIの活用を更にサポートする体制を整えています。
具体的なサービス内容
新たに導入される独自生成AI環境構築支援サービスは、以下の主要な特徴を持っています。
1.
導入支援:初期段階では、顧客がCopilot StudioやAzure AI Studioを活用して独自の生成AI環境を整えるためのサポートを行います。環境構築やハンズオンでの指導を通じて、スムーズなスタートを実現します。
2.
課題特定と解決策の提案:お客様の特定の業務プロセスにおける課題を洗い出し、それに基づいた最適なAIソリューションを企画します。必要に応じてAIモデルの構築や改善を行い、実用化に向けた支援を行います。
3.
AI運用の内製化支援:生成AIを継続的に活用するためには、内製のAI運用組織の立ち上げが重要です。ここでは、生成AIエンジニアの育成や研修を行い、企業内でのAI活用が円滑に進むよう支援します。また、導入した生成AI環境の監視や評価もサポートします。
本サービスへの期待
代表取締役社長の井手高志氏は、日本マイクロソフトとの連携を通じて、企業の生成AI環境が円滑に構築され、より多くの企業がこの技術を活用することで、業務効率化やビジネス成長につながることを期待しています。これは、特に製造業や金融業などの企業にとって、業務の最適化を進める貴重な機会となるでしょう。
まとめ
株式会社ギブリーの新たなサービスは、生成AIの利用促進と企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の強力な推進力となることが期待されています。今後、さまざまな業種での導入事例が楽しみです。詳細については、公式サイトを通じて確認してみてはいかがでしょうか。