日本の寿司文化が新たなステージへと進化します。2025年12月、アメリカ合衆国カリフォルニア州ハンティントンビーチに、本格的な寿司レストラン「SUSHI NIGIRIBA」がオープンします。このプロジェクトは、ロイヤルホールディングス株式会社、株式会社銚子丸、双日株式会社が協力し設立した新会社「SUSHI-TEN USA Inc.」によるもので、米国外食市場への進出を目指しています。
海外市場への進出の背景
近年、日本の食文化に対する関心が高まる中、日本の外食産業は新しい価値を生み出すための挑戦をしています。特に、アメリカの外食市場は多様性に富み、大きな成長可能性を秘めています。カリフォルニア州はその中でも特に寿司文化が根付いており、日本食レストランが多く集まる地域です。この土台を活かし、3社は共同で新たな寿司ブランドの展開を決定しました。
「SUSHI NIGIRIBA」のコンセプト
「SUSHI NIGIRIBA」は、伝統的な寿司技術と現代の食文化を融合させた惹きつけるメニューを提供します。使用される赤酢のシャリや煮切り醤油は、一つ一つ丁寧に仕上げられ、味わいだけでなく見た目にもこだわるお店です。店内はカウンターのみの構成で、寿司を握る職人の技を間近に感じながら、質の高い寿司を引き続きお手頃価格で楽しむことができます。
店舗情報
1号店は、ハンティントンビーチのThe Strandに位置し、客席数は24席、約163.8m²の広さを持ちます。オープンは2025年12月30日を予定しており、営業時間は11:00から22:00までです。続いて、2026年1月にはカルバーシティに2号店をオープン予定で、こちらも同様にカジュアルで高品質な寿司を提供する予定です。
合弁会社の設立
「SUSHI-TEN USA Inc.」は、ロイヤルホールディングスが34%、銚子丸が33%、双日が33%の出資比率で構成されています。カリフォルニア州サンタアナ市に本社を置き、米国における飲食ビジネスの展開を進めています。
各社の強みを活かして
ロイヤルホールディングスは独自の経営ノウハウを持ち、銚子丸は寿司に特化した専門性を誇ります。双日は国内外でのビジネスネットワークを駆使し、3社がそれぞれの強みを活かして新しい価値の創出に努めます。
日本食ブームの中心地で
米国の消費者にとって、日本の食文化は新たな魅力を持っており、特に寿司はその代表格です。これまで高級寿司店が市場を席巻していましたが、最近ではカジュアルな寿司店への需要も増えてきており、「SUSHI NIGIRIBA」はそのトレンドにマッチした新たな選択肢となるでしょう。面白い体験を提供し、地域の食文化への貢献も期待されています。さらなる日本食の県の拡大を目指し、今後の展開に注目です。