植物由来レザーの挑戦
2022-01-27 11:00:14
廃棄ココナッツを利用した革新的な植物由来レザーの誕生に期待
PEEL Lab(ピールラボ)の新たな挑戦
廃棄物の再利用に取り組むグリーンテックベンチャー、PEEL Lab(ピールラボ)は、特に廃棄ココナッツを使用したレザー素材の研究開発を開始しました。設立からわずか数年ですが、植物由来の革新素材を提供することで、従来の動物性皮革や合成皮革に代わる選択肢を提案しています。
2021年7月に設立されたPEEL Labは、日本を拠点に植物由来の素材を推進するB2Bビジネスプラットフォームです。特に、廃棄物の削減や動物愛護の観点から、持続可能な素材の普及を目指しています。公式に認定されたPeTAの支援を受けながら、東南アジアの農業廃棄物問題にも積極的に取り組んでいます。
多様な素材の開発
PEEL Labが開発している素材の中には、廃棄されたロスのりんごやパイナップル、竹などが含まれています。これらの素材を用いた植物由来レザーは、従来のレザーに近い触感と質感を持ちながらも、環境に優しい選択肢を提供します。さらに、最近ではココナッツの殻や繊維を活用した素材開発も進められており、廃棄木材チップのアップサイクルも視野に入れています。
2030年までの目標
PEEL Labは2030年までに日本国内の動物性皮革の5%を植物由来レザーに置き換えることを目指し、2050年までにはアジア全域での拡大を計画しています。この目標に向けて、同社は投資家からの支持を受けており、2022年にはタイ王国に現地法人を設立し、東南アジアでの素材流通をより一層活発化する方針です。
提携先として、タイの家具企業と協力し、パイナップルレザーを活用した新しい製品開発が進行中です。これにより、家具やインテリア製品への転用が期待されています。例えば、パイナップルレザーを使用したクッションや枕が開発されており、生産者の創造力を高める新たな試みが行われています。
様々な業界への展開
PEEL LabはB2Bプラットフォームとして、企業や行政に対してさまざまな廃棄物を利用した素材を紹介しています。衣料品やアクセサリー、家具、自動車、文房具など、幅広いカテゴリーでのコラボレーションが期待されています。サステナビリティに関する教育や啓蒙にも力を入れており、2022年には「インクルージョンと女性リーダーシップ」をテーマにしたセミナーを開催する予定です。
SDGsへの寄与
PEEL Labは、地球温暖化の抑止や食品廃棄ロスの削減、動物への虐待回避といった持続可能性の向上を目的に、活動を展開しています。SDGsの7つの条項を指針として掲げており、この使命は新しい素材開発におけるイノベーションの原動力となっています。
採用情報
持続可能な未来を目指すPEEL Labでは、同社のビジョンに共感する仲間を募集中です。興味のある方は、公式サイトを通じて問い合わせてみてください。これからの時代に必要とされる持続可能な素材の普及に貢献するチャンスがここにあります。
PEEL Labが示す「新しいレザーの可能性」は、今後の持続可能な素材開発の一端を担い、私たちの生活を変えていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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PEEL Lab
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