2026年本屋大賞に選ばれた感動の2作品
2026年の本屋大賞に、瀬尾まいこの『ありか』と夏川草介の『エピクロスの処方箋』がノミネートされました。この2作品は、水鈴社からそれぞれ2025年に刊行され、読者からの高い関心を集めています。
瀬尾まいこ『ありか』
『ありか』は、シングルマザーの美空が一人娘のひかりを育てる日常を描いた物語です。美空は、自身の母との複雑な関係と向き合いながら、一生懸命にひかりを愛して育てています。彼女の元には、美空の夫と離婚した後も彼女の生活をサポートしてくれる義弟の颯斗もいます。この物語は、家庭という特殊な環境における喜びや苦しみが交錯するさまを、瀬尾の温かい筆致で語ります。
瀬尾まいこ氏は本作について、「自分のすべてを込めたと言える愛しい作品」と述べています。日常生活の中での愛や感謝、そしてそれをどう伝えるかがテーマとなっており、読者は美空の成長とひかりの未来に希望を見出すことでしょう。
- 書名:ありか
- 著者名:瀬尾まいこ
- 発行/発売元:水鈴社
- 発売日:2025年4月18日
- 定価:1,980円
- ISBN:978-4-910576-03-9
- ページ数:368頁
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書籍詳細ページ
夏川草介『エピクロスの処方箋』
一方、『エピクロスの処方箋』では、内科医の雄町哲郎が主人公です。彼は母を亡くし、一人残された甥を思いながら地域の病院で働いています。この物語では、哲郎が特に困難な症例に挑む姿勢が描かれ、人の命や幸福について深く考察されます。大学病院での成功を収めるものの、過去の出来事が彼を試練に導くという展開が特徴です。
夏川草介氏は、本作を通じて人間にとっての幸福とは何かを問いかけています。医師として、日々の患者との関わりの中で感じることを哲学的に探求しており、読み応えのある作品に仕上がっています。
- 書名:エピクロスの処方箋
- 著者名:夏川草介
- 発行/発売元:水鈴社
- 発売日:2025年9月29日
- 定価:1,980円
- ISBN:978-4-910576-05-3
- ページ数:360頁
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書籍詳細ページ
終わりに
2026年本屋大賞にノミネートされたこの二つの作品は、それぞれ異なる観点から人間関係や幸福について深く掘り下げています。読者は、著者たちの思いやメッセージに触れ、新たな視点を得ることでしょう。この機会にぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。