第51回学生アカデミー賞銀賞受賞作品『ORIGAMI』が上映決定

第51回学生アカデミー賞銀賞『ORIGAMI』の上映が決定

2025年2月14日から16日の間、東京都千代田区の御茶ノ水ソラシティKS46Wallにて、アニメーション部門で銀賞を獲得した短編アニメ『ORIGAMI』の上映が行われます。これは日本初の快挙となります。今回は、金森慧さんが作成したこの作品の上映にあたり、20枚以上のサイネージを使用して同時に投影される予定です。

上映概要

- 日時：2025年2月14日（金）11:00～19:00、15日（土）11:00～19:00、16日（日）11:00～17:00
- 場所：御茶ノ水ソラシティ地下1階KS46Wall（東京都千代田区神田駿河台4-6）
- 作品：『ORIGAMI』『舞』

この上映イベントは、デジタルハリウッド大学（DHU）の卒業制作展と連携し行われ、入場は完全予約制、そして無料で提供されます。来場者は事前に予約を行う必要があり、無断の取材や記事の掲載は一切お断りされている点にも留意が必要です。

『ORIGAMI』について

『ORIGAMI』は、フルCGアニメーションで描かれた作品で、正方形の紙が折りたたまれて様々な生命を表現する様子を追っています。折り紙の美しさと、形状の変形によって生まれる『生命』のテーマが深く結びついているのが特徴です。
金森氏は小学1年の頃から折り紙を始め、高校在学中にCGの数学的造形に興味を持ち、デジタルコンテンツへの情熱を秘めたまま、デジタルハリウッド大学に入学しました。

彼による作品制作は、2023年5月から技術的な検証を始め、ついに10月から本格スタートを切ったとのこと。これまでに様々なアニメーション作品で折り紙が表現されてきましたが、金森氏の作品は、その知識と技術を駆使して従来の制約を乗り越えたものであると評価されています。
作品に登場するキャラクターたちは、すべて実際の正方形の紙から折り出すことが可能であり、金森氏が独自にデザインしたものや、日本の伝承折り紙の鶴や蛙も含まれています。

国際的な評価

『ORIGAMI』は第51回学生アカデミー賞でアニメーション部門の銀賞を受賞し、これにより国際的な評価を獲得しました。これまで、多くの短編映画祭やCGコンテストに参加し、数々の賞を受けてきました。それに加え、SIGGRAPHのElectronic Theater 2024にも入選し、アジア最大級の国際短編映画祭SSFFにも選ばれています。