石井則仁の挑戦
2021-09-09 12:23:51
コロナ禍を乗り越えた舞踏家・石井則仁の新たな挑戦
舞踏家・石井則仁の新たな挑戦
舞踏家の石井則仁氏が、コロナ禍におけるアートのあり方を問いかける新しいプロジェクトを始動しました。その名も「コロナで疲れたこころ。アートで埋めるプロジェクト」。国際的に活躍する彼が、社会の不安をアートで和らげようとする姿勢は、他のアーティストにも影響を与えています。
石井則仁のキャリア
石井氏は17歳でストリートダンスを始め、スガシカオや坂本冬美などのバックダンサーとしても名を馳せました。2006年からは舞台に活動の場を移し、現在は舞踏集団「山海塾」に所属しています。これまでに27カ国75都市以上で公演をしてきた実績を持つ彼ですが、2021年には草刈民代氏の芸術監督による公演「CHAIN of INFINITY」で振付家としての才能が高く評価されました。
プロジェクトの目的
新作舞踏「朽ちてなお」の映像化と身体瞑想メソッド「脱RIKIMI」の映像版制作が今回のプロジェクトの中心となります。石井氏は、「アートを通じて社会の緊張を解きほぐす」ことを目的とし、コロナウイルス問題が長引く中で自らにできることを考え続けています。
彼は、アートに触れることが心を揺さぶり、舞踏が人々の心に響く力を持つと信じています。この混乱の中、アートの力を再確認し、自分自身の存在意義を見つめ直す機会を提供したいと考えています。
身体瞑想メソッド「脱RIKIMI」
「脱RIKIMI」は、石井氏が考案した身体を使った瞑想メソッドです。単なるストレッチではなく、身体と心を一緒に整えることを目指しています。近年注目されている「マインドフルネス」に通じるこのメソッドは、ストレスや緊張からの解放を身体を通じて実現しようとするものです。石井氏は、ダンサーとしての技術を生かし、社会に還元できる新たな形を模索しています。
逆境を乗り越える力
コロナ禍という逆境は、石井氏自身のダンサーとしてのキャリアにも影響を与えました。2021年に膝の靭帯を切断し、手術とリハビリを経て全治1年との診断を受けました。しかし、石井氏はこの厳しい状況を新しい表現や挑戦の機会として捉えています。逆境を乗り越えながらアートで社会に貢献するモデルケースとなれることを目指し、勇気を持って前進すると決意しました。
今後の展開
プロジェクトは2021年9月1日から10月4日までクラウドファンディングを行い、さまざまなアートイベントが予定されています。彼の展覧会「がらんどうの庭」は、東京や長野、北海道などさまざまな地域で開催され、多くの人々に彼のアートを直接届ける予定です。石井則仁氏が描く新しいアートの世界は、今後ますます注目を浴びることでしょう。
詳細は、クラウドファンディングページをぜひリンクからご確認ください。
会社情報
- 会社名
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石井則仁制作事務局
- 住所
- 東京都八王子市長房町454-1クマガイビル203
- 電話番号
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