Turnitin Originality
2020-08-05 10:01:12

Turnitinの新ツール「Turnitin Originality」が教育現場に導入される理由とは

Turnitinが新たに提供する「Turnitin Originality」



教育現場の急速なオンライン化が進む中、論文やレポートの提出においては「アカデミック・インテグリティ」がますます重要視されています。そんな中、Turnitinは新しいツール「Turnitin Originality」を発表しました。このツールは、日本語にも対応しており、教育機関での利便性を高めることが期待されています。

Turnitinの背景と歴史


Turnitinは、2010年から日本国内において文章類似性チェックの機能を提供してきました。「Turnitin Feedback Studio」は学生向けの論文チェックや書き方の学習ツールとして使われており、一方「iThenticate」は研究者や大学院生向けに投稿前の論文チェックを目的としています。現在、これらのツールは200を超える教育機関および研究機関で採用されています。

新たな「アカデミック・インテグリティ」への取り組み


学校や大学がオンライン授業にシフトする中で、教育機関は学生に対して正しい引用の仕方や盗用を防ぐための手法を教える必要があります。Turnitin Originalityは、これらの教育的側面を支援しながら、文章の盗用を検出するための包括的なテクノロジーを導入しています。講師は、このツールを利用して学生の提出物を効率的に評価でき、既存の文献とどの程度類似しているのかを確認することが可能です。さらに、他者が作成した文書であるかどうかの兆候もチェックできます。

不正行為の新たな形に対応する


Turnitinが20年前に提供を開始したツールは、単に文章の類似性を比較するだけでなく、近年増加する新しい形の不正行為に対する対策も行う必要があります。Turnitin Originalityを活用することで、教育機関は新たな「アカデミック・インテグリティ」を標榜することが可能になり、学生や講師にとって一貫したツールを提供できます。講師が生徒に対して、他者の文章を適切に引用する方法を指導する際にも役立ちます。

ユーザーからの支持


TurnitinのCPO(最高製品責任者)のヴァレリー・シュレイナーは、「アカデミック・インテグリティを支援することは、論文作成の期待される要素を生徒に示す過程でもあります。生徒が自分の内容を精査し、必要に応じて修正するためのツールを提供することが重要です。」とコメントしています。また、助教のフィル・ドーソンは、オンライン学習が進む中で不正が広がる可能性があることを指摘し、その対策として新しい認識を促す支援策が必要であると述べています。

まとめ


Turnitin Originalityは、教育機関のニーズに応じて設計されたツールであり、学習者に対しては自発的な内容精査を促進し、教育者には適切な介入機会を提供します。これにより、教育現場での「アカデミック・インテグリティ」の向上が期待され、学生と講師の双方にとって有益な環境が整うでしょう。今後、Turnitinが提供する豊富なソリューションは、より多くの教育機関や団体に導入されることが望まれます。

会社情報

会社名
ターンイットイン・ジャパン合同会社
住所
東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目27−5 リンクスクエア新宿16階
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。