鎌倉市で子育ての悩みを解決する『子育ちプログラム』が始動

鎌倉市が初の試みを実施

株式会社コトラスが鎌倉市から受託した『子育ちプログラム』は、親子関係を意識した教育プログラムで、子育てに悩む保護者を対象にしています。この取り組みは、親自身が子どもの成長を理解し、より良い関係を築くことを目指しています。

このプログラムは、市内の1〜12歳のお子さんを持つ保護者を対象としており、乳幼児期から児童期までの子どもの発達に関する勉強や、親自身の感情の向き合い方を一緒に学びます。鎌倉市では「親子関係形成支援事業」として、家庭での親子関係を深め、育児に対する不安を軽減することが重要としています。

ハイブリッド形式が新しい

特筆すべきは、今回採用されたハイブリッド形式です。これにより、オンラインでの講義とオフラインでのワークショップが組みあわさった形で学べるようになっています。これにより、参加者は自分の都合に合わせて講義を受けられる一方で、リアルでの交流も体験でき、より良い学びの環境が提供されることになります。この新しいアプローチにより、多くの市民にアクセスしやすい支援が実現されることを目指しています。

参加者の声も重要

厚労省などの支援により、保護者同士の交流を重視した点も評価されています。開催期間は2025年9月から2026年1月までで、年齢に応じた2つの編成があり、参加者はオンライン講座だけでなく、オフラインワークショップにも参加可能です。参加者同士での対話や共感を促し、育児の不安を和らげる時間が設定されているため、単なる情報提供にとどまらない点が魅力です。

講師の思いと展望

講師である株式会社コトラスの杉浦あきえ代表は、子育てにはいまだに明確な正解はないとしながらも、自分らしい子育てを見つめる時間を持つことの大切さを教えてくれています。その中で、参加者一人一人が自分自身の育児に自信を持ち、子育てを楽しむことができるよう環境を整えたいと語っています。

今後は、地域密着型の支援をさらに広展開し、社会全体で子どもが尊重される環境作りを推進していく考えです。この取り組みが地域に根付くことで、すべての子どもが安心して育つことができる社会への道筋が具体化されることが期待されています。

参加方法と詳細情報

この『子育ちプログラム』の詳細については、鎌倉市の公式広報やSNSなどで随時案内されます。オンラインとオフラインの両方を活用して、より多くの保護者が参加できる機会が提供されるこのプログラムは、地域の子育て力向上に寄与することでしょう。

株式会社コトラスは、今後もこのような地域支援事業を通じて、子どもが主体的に育つ社会の実現を目指していきます。