AI CROSSの2024年決算と中期経営計画
AI CROSS株式会社(東京都港区)は、2024年12月期の決算および2025年から2027年にかけての中期経営計画について発表しました。代表取締役CEOの原田典子氏が、2月23日に行われた「ログミーファイナンス個人投資家向けオンラインIRセミナー」において、その詳細を説明した模様は多くの関係者の注目を集めました。
このセミナーは、ログミー株式会社が運営する「ログミーFinance」が主催するもので、企業と投資家を結ぶことを使命としています。AI CROSSの進行中の業績動向や今後の戦略が多くの参加者にとって重要な関心事となりました。
決算の振り返り
2024年12月期の決算について、原田氏は振り返りました。前年同期と比較して成長が見られ、特にSmart AI Engagement事業が好調でした。この事業はAIを活用した新たな顧客とのエンゲージメント方法を提供するもので、顧客企業にとっては多くの可能性を秘めています。
原田氏は、「私たちのビジョンは、全ての人にIRを開放することです。企業と投資家の透明性を増すことで、双方にとってメリットのある関係を構築していきたい」と述べました。このようなアプローチが、今後の成功には欠かせない要素であると強調したのです。
中期経営計画AIX2027
次に原田氏は、2025年から2027年にかけての中期経営計画「AIX2027」について詳しく解説しました。この計画の柱は、テクノロジーの革新と市場のニーズに迅速に対応する能力の強化です。AI CROSSは、今後もユーザー体験を重視し、顧客のニーズに合ったソリューションを提供し続けるために、戦略的投資を行うとしています。
「私たちの目標は、持続可能な成長を続けることです。AI関連事業は今後ますます需要が高まると予想されており、その中での当社のポジションを強化していきたい」と原田氏は意気込みを語りました。
IR活動の重要性
このセミナーでは、AI CROSSがどのようにIR活動を進化させているかについても触れられました。ログミーFinanceが提供する書き起こしサービスは、企業の透明性を高めるための新たなツールとして、多くの企業に利用されるようになっています。原田氏は、「IR活動は単なる情報発信にとどまらず、投資家の信頼を獲得するための大事な手段です」と述べています。
そして、AI CROSSでもこのアプローチを重視し、今後ますます強化していく意向を明らかにしました。
セミナーの詳細や書き起こし記事は、
こちらのリンクから確認できます。また、セミナーの模様は
YouTubeで見ることができるので、興味のある方はぜひご覧ください。
代表取締役CEO 原田典子氏の背景
原田氏は慶應義塾大学卒業後、SAPでコンサルタントとしてキャリアを始め、ベンチャー企業に転職。その後、海外での経験を積んだ後、2015年にAI CROSSを設立しました。2019年に東証マザーズに上場し、企業のIR向上に寄与しています。また、2021年にはCVCを立ち上げ、ベンチャー支援にも積極的に取り組んでいます。
AI CROSSは、今後も持続的な成長を目指し、テクノロジーの進化に伴い、企業と投資家の架け橋となる役割を果たしていくことでしょう。