MiAI、面接録画のAI分析機能を発表
プロップス株式会社は、AI面接官サービス「MiAI」に新たに録画分析機能を追加しました。この機能は、オンラインで行われた面接の録画をAIが自動で要約し、定量的に可視化するもので、チームでの情報共有を促進します。これにより、合議による意思決定のスピードと精度が向上し、候補者の体験もより公正なものとなります。
開発の背景
最近、AI面接への関心が高まっている一方で、企業側からは「いきなり面接をすべてAIに任せるのは不安」との声もありました。特に、複数の部署が関与する大手企業においては、面接の情報共有や評価基準の標準化が重要な課題とされています。そのため、まずは面接の録画内容をAIで分析し、評価の基盤を整える必要性が高まっていました。
録画分析機能の概要
録画分析機能は、評価プロセスを可視化・統一し、AI面接を段階的に導入する運用を可能にします。これにより、現場の負担とリスクを軽減し、短期間でその効果を実感できるようになります。具体的には、以下のポイントに重点を置いています:
- - AIによる要約:面接録画から要点を迅速に把握し、評価がスムーズに進むようサポート。
- - 定量・定型の可視化:評価観点に基づいたデータを整然と表示し、合意形成を助けます。
- - チームでの共有:録画と要約を共有することで、合議・教育・ナレッジ化に寄与します。
導入のメリット
この新機能を導入することで、以下のようなメリットが得られます:
1.
意思決定の迅速化:要点を短時間で把握できるため、情報のすり合わせにかかる時間を短縮。
2.
判断の再現性向上:定量・定型の記録を残すことで、評価の客観性を確保し、評価者の偏りを防ぎます。
3.
教育の強化:優良事例を教材化し、面接官の育成と面接場面での品質の一貫性を実現。
4.
透明性と公正性:記録に基づく選考過程を主張することで、候補者に対して納得感のある公正な評価が可能です。
会社概要
プロップス株式会社は、2023年6月に設立された企業で、東京都中央区に本社を構えています。代表取締役には松元勇人氏が就任しており、AI面接官「MiAI」の開発を行っています。また、AIを活用した法人向けの業務支援やコンサルティングサービスも提供しており、今後さらなるサービスの展開が期待されます。
公式サイトはこちら:
プロップス株式会社
AIによる録画分析機能が普及することにより、今後の採用活動が大きく変わることが予想されます。企業の人事担当者は、この技術をいかに活用し、効果を最大限に引き出すかが重要な課題となるでしょう。