県内企業が国際宇宙会議に出展、日本の技術を世界へ発信

山口県のひびき精機、イタリアでの国際宇宙会議に出展

山口県下関市に本社を置く株式会社ひびき精機が、2024年10月14日から18日までイタリア・ミラノで開催される「International Astronautical Congress（IAC）Milano 2024」において、日本の宇宙技術を世界に発信します。ひびき精機は、JAXAが主催するブースにて展示を行い、航空宇宙分野での技術力をアピールします。

ひびき精機の技術力

ひびき精機は、ミクロン単位の薄肉切削技術を駆使し、高精度の部品製造を行う企業です。航空宇宙産業においては、軽量かつ高性能な部品の需要が高まっています。このニーズに応える形で、同社は研究開発の段階から量産まで幅広い支援を行っており、航空宇宙分野での信頼性を確立しています。

IAC 2024の開催について

「International Astronautical Congress」は、世界中から企業や専門家が集まる国際的な会議であり、航空宇宙技術や政策に関する最新の情報交換の場です。IAC 2024には、多くの国や企業が参加し、最先端の技術やプロジェクトが発表される予定です。ひびき精機にとってもこの場は、新しいパートナーシップの創出や技術交流の絶好の機会となります。

ひびき精機の活動

1956年の創業以来、ひびき精機は航空宇宙関連部品を含め、さまざまな精密機械の製造を行ってきました。ISO9001やISO14001の認証を取得し、国際的な基準にも対応した品質管理を実施しています。さらに、2022年にはカナダのOptima社とパートナーシップ契約を結び、北米市場への進出を果たしています。