自己破産発生率の実態
2026-05-13 09:46:36

2024年自己破産発生率が3年連続悪化!47都道府県の詳細な統計分析

自己破産発生率の実態とその影響



株式会社cielo azulの運営する「債務整理相談ナビ」が発表した最新の調査によると、2024年の自己破産件数は全国で85,115件に達し、発生確率は1,455人に1人という結果が導き出されました。このデータは、47都道府県別に独自に算出されたもので、人口減少の中でも自己破産件数が増加している実態を浮き彫りにしています。

近年の自己破産件数の推移



過去3年間のデータを見てみると、2022年には「1,769人に1人」、2023年には「1,590人に1人」が自己破産をしていました。これに対して2024年はより悪化し、約1,455人に1人が自己破産しているとのことです。一体どのような要因がこの状況を生んでいるのでしょうか。

日本の総人口は2008年の1億2,808万人をピークに減少傾向にあり、2022年から2024年には約114万人が減少しました。それにもかかわらず、自己破産件数は2割近くも増加し、件数と発生率が同時に悪化しています。これは、経済的な圧力が高まる中で、多くの人々が生活費の確保に苦しみ、借金地獄に陥っていることを示しています。

都道府県別の自己破産率



特に注目すべきは、宮崎県が全国で最も高い自己破産率を記録しているということです。人口10万人あたり94.77件が報告されており、これは1,055人に1人が自己破産をしている計算となります。これは、2位の大阪府(92.49件)や3位の北海道(92.05件)と比較しても非常に高い数字となっています。一方で、富山県が最も低い自己破産率を示しており、人口10万人あたり42.63件(2,346人に1人)であることから、地域間での大きな格差が見受けられます。

また、東京都は件数としては最も多い11,184件という結果でしたが、人口比では8位にとどまっています。これは、件数の多さが発生率に必ずしも比例しないことを示しています。つまり、「件数が多い県=破産が多い県」という公式は当てはまらないことが明確になっています。

顕著な増加が見られる地域



2024年のデータでは、47都道府県のうち44県で自己破産件数が増加しています。特に増加率が高い岡山県では220件の増加が認められ、実に20.76%の増加率を記録しています。その他にも、宮崎県、長崎県、秋田県、山形県などが名を連ねており、減少が見られたのはわずか4県(鹿児島県、和歌山県、富山県、長野県)にとどまる結果となっています。

個人再生手続きの増加



個人再生も注目すべきトピックで、2024年には10,524件が報告され、前年比+11.5%という増加が見られます。これは、住宅を残す手続きとしての重要性が高まっている証拠でしょう。

コロナ禍の影響と今後の展望



興味深いことに、コロナ禍では一時的に自己破産が減少していました。2020年から2022年にかけては、支援策が多く影響を及ぼしていたためと考えられています。しかし、これらの支援が終了した後に、2023年から自己破産が急増しており、2024年には過去9年で2番目に多い数字に戻っています。

これらのデータをみると、日本全体で経済的な厳しさが続いている中で、自己破産の件数が年々増加している実情が浮かび上がります。特に人口減少が進む地域での自己破産の多さは、それが生活の厳しさの象徴となっていることを示しています。私たちが今後どのような対策を講じ、支援を行っていくのかが問われています。

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