サンスター財団が医療研究者の海外留学生を募集中
一般財団法人サンスター財団が、2025年4月1日より開始する
金田博夫研究助成基金 海外留学助成事業で、若手の医科・歯科分野研究者を対象に留学生を募集します。この事業は、糖尿病や歯周病に関する研究を進める若手研究者に対し、国際的な視野を広げる貴重な機会を提供することを目的としています。
募集要項の詳細
対象者
2025年4月1日現在で博士号を取得してから5年以内の若手研究者が対象です。応募者は、以下の研究分野に特化した研究者である必要があります。
- - 糖尿病、糖尿病合併症、関連疾患に関する病態の理解や予防に取り組む研究
- - 歯周病の病態理解、予防、全身疾患との関連性を解明する研究
募集人数
医科分野から1名、歯科分野から1名の計2名が原則として招待されます。
募集期間
2025年4月1日から7月15日まで。
留学先
留学先は米国ハーバード大学医学部附属ジョスリン糖尿病センターなど、応募者が希望する医科系または歯科系の研究機関が考えられます。
助成内容
このプログラムの特徴は、留学のための総額211万ドルを補助する点にあります。具体的には、渡航費(100万円)、帰国費(10,000ドル)、滞在費(100,000ドル)が含まれます。留学は最長2年間行われ、高度な研究環境での経験は、参加者にとって将来のキャリアを大きく広げるチャンスです。
過去の成功事例
この助成事業は2009年からスタートし、これまでに20名の若手研究者が留学経験を持っています。2024年には新たな受給者の贈呈式が大阪府高槻市で開催され、岡村拓郎先生(京都府立医科大学)や外山直樹先生(岡山大学)に目録が贈られました。
サンスターの使命
サンスター財団は口腔の健康を全身の健康と関連づけ、医科歯科の連携を推進することに尽力しています。口腔と全身の健康の関連性を理解するための研究、啓発活動に長年取り組んでおり、2008年には世界の糖尿病治療の最前線であるハーバード大学医学部と連携して教育プログラムをスタートしました。この活動を通じて、多職種連携による医療の向上を目指しています。
まとめ
サンスター財団が募集する海外留学助成は、若手医療研究者にとって大変貴重な機会です。糖尿病や歯周病という重要な課題に対する研究が進むことで、今後の医療や健康に寄与することが期待されます。興味のある研究者は、ぜひ詳細を確認し、応募を検討してみてはいかがでしょうか。
詳しくは、公式サイトにてご確認ください。