大学生が描く未来の経済をテーマにした第20回日銀グランプリ開催
大学生が描く未来の経済をテーマにした第20回日銀グランプリ開催
2024年11月23日、東京の日本銀行で「第20回 日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」の決勝大会が開催されます。これは、大学生を主な対象とした金融・経済分野の小論文およびプレゼンテーションコンテストです。全国から募集された139編の応募作品の中から選ばれたチームが、栄誉をかけて競い合うこの大会は、多くの学生にとって特別な意味を持つイベントとなっています。
参加チームとプレゼンテーション内容
今大会には、大阪大学、同志社大学、東京経済大学、東京理科大学の5チームが決勝進出を果たしました。各チームは、10分間のプレゼンテーションの後、15分間の質疑応答を行い、審査員からの評価を得ます。以下に決勝進出チームとそのテーマを紹介します。
1. 大阪大学: 大学生の金融リテラシー向上と実践的投資スキル育成に向けた新たなアプローチ
2. 同志社大学: LGC Community ~地域活性化×外資系企業誘致=Re. Japan as No.1~
3. 東京経済大学: 価格転嫁促進のための提案 ~マッチングフォーム KAKAKUTENKAの覇道~
4. 東京経済大学(別チーム): Future Can Change ~家計の排出量取引参入スキーム「FCC」による脱炭素行動の強化~
5. 東京理科大学: 需要の価格弾力性に基づく新たな観光税 ~持続可能な観光業のための抑制と再分配の戦略~
書類審査と奨励賞
また、決勝進出に至らなかったものの、書類審査により奨励賞に選ばれたチームも存在します。これらのチームも非常に優れた提案を行っており、各大学の代表として特別な賞を受け取ることになります。このようにして、日本各地からの多様な視点で社会問題に取り組む姿勢が見られています。
審査員プロフィール
審査員には、経済界から多彩な顔ぶれが揃いました。審査員長は日本銀行の副総裁である氷見野良三氏が務め、経済同友会副代表と日本マクドナルドホールディングス株式会社のCEOの日色保氏、日本政策投資銀行常務執行役員の原田文代氏、日本銀行政策委員会審議委員の安達誠司氏と中村豊明氏がそれぞれ審査に参加します。これにより、専門的な視点から各プレゼンテーションが評価され、大会の権威を高めています。
今後の取り組み
日銀グランプリは、今後も学生たちが経済への理解を深め、自分たちの意見を発信する場として続けていきます。この大会を通じて、将来的な経済界のリーダーたちが育成されることを期待しています。また、選手たちの活躍が次のステップへとつながることを願っています。参加チームの皆さんが素晴らしいプレゼンテーションを行い、多くの刺激を与えることでしょう。
まとめ
第20回日銀グランプリは、私たちの未来の経済に対する新たなアイデアや視点を提示する場として、非常に重要な役割を果たしています。大学生の視点からの提言が、社会の変革を促す一歩となることを願っています。皆さんの応援をお待ちしています!