企業内で進化するAIの新たな一歩
株式会社Digeon(ディジョン)が提供する法人向けの生成AIサービス「ENSOU AI」が、この度新機能「解決した/解決しなかったフィードバック機能」を正式にリリースしました。この新機能は、企業内でのAIの回答品質を向上させるための大きな第一歩です。
新機能の背景
生成AIを企業で活用する中で、特に問題視されていたのが「回答品質に対するフィードバックを得ることができない」という点でした。具体的には、カスタムチャットボットが誤った回答をしても、利用者がその誤りを報告しづらく、作成者はどの質問で利用者が困っているのか把握できないという状況が続いていました。このため、誤った回答が繰り返されるという悪循環が生まれていました。
しかし、今回の新機能の導入により、改善のためのフィードバックが現場から直接容易に収集できる仕組みが整えられました。これが、AIを育てる文化の醸成につながることが期待されています。
フィードバック機能の詳細
新たに導入された「解決した/解決しなかったフィードバック機能」では、利用者がチャットボットが提供する回答に対してワンクリックで評価を送信できる仕組みが整いました。この直感的な評価方法により、負担なく現場の声を集めることができます。
評価の仕組み
1.
ワンクリックで評価: 利用者は生成された回答が解決したかどうかを簡単に評価できます。
2.
評価理由の蓄積: 「解決しなかった」と評価された場合、その理由や改善ポイントを管理画面で一覧化し、どの質問で誤回答が多いかを作成者が把握できるようになります。
3.
ナレッジの改善: 作成者は得られた評価データを基に、ナレッジの追加・修正やプロンプトの見直しを行い、回答精度の向上に繋げることができます。
これにより、特にAI運用を担当する作成者は自身一人で運用を行うのではなく、現場全体の声を反映しながらAIを育てていくことが可能になります。
ENSOU AIが目指すもの
ENSOU AIは、社内データの連携や用途別テンプレート、管理者ダッシュボードといった多彩な機能を搭載し、企業での生成AIをより活用しやすくするプラットフォームです。これにより、「息をするようにAIを使える社会をつくる」というミッションのもと、現場から自然にAIが広がり、成長し続ける環境を提供しています。
今後、ENSOU AIは利用者の声をしっかりと反映させ、AIの回答品質を向上させることで、各企業が生成AIを日常的に活用し、さらなる成長を遂げていくことが期待されます。社内でのAI活用が進むことで、組織全体の生産性向上にも寄与するでしょう。
株式会社Digeonについて
株式会社Digeonは、神戸市を本社とし、生成AIの開発・提供・運用に特化した企業です。2020年の設立以来、独自の技術を活かしたソリューションで、多くの企業の業務効率化をサポートしています。新しいフィードバック機能が、今後どのように企業内でのAI活用を促進するのか、注目が集まります。