アマダグループ、2024年の各展示会で新機種を発表
日本の精密機械メーカー、アマダグループ(神奈川県伊勢原市)は、秋の主要展示会で新たな技術を発表します。これらの展示会には、東京で開催される「JIMTOF 2024」、ドイツのハノーバーで行われる「EuroBLECH 2024」、アメリカのオーランドでの「FABTECH 2024」が含まれます。これにより、アマダは最新のファイバーレーザマシンを世界に向けて紹介し、モノづくりの未来を切り拓くための提案を行います。
展示会の見どころ
「JIMTOF 2024」では、アマダのキーワードは「FOR YOUR FUTURE ~未来を創る金属加工のトータルソリューション~」。ここでは、板金、微細溶接、切削・研削盤、プレス自動化の各分野から、国内展示会で初めてお披露目するマシンが揃います。特に、アマダが自社開発した26kWの高出力ファイバーレーザ発振器を搭載した新型ファイバーレーザマシンの披露が注目されており、切断、溶接、積層造形といった多様なプロセスを1台で行える3次元レーザ統合システムも展示されます。
微細溶接の分野でも期待が寄せられているのが、最新のウエルドモニターやレーザ加工機です。また、切削・研削盤事業からは、革新技術の可変パルスカッティング機構を組み込んだバンドソーや、デジタルプロジェクターを搭載した研削盤が初披露され、高速安定切断を可能にします。これらの技術は工場の生産性を劇的に向上させることでしょう。
「EuroBLECH 2024」では、アマダは新型ファイバーレーザマシンやパンチングマシン、ベンディング自動化システムを出展し、欧州市場に向けた強力なメッセージを伝えます。
「FABTECH 2024」では、アメリカ市場で求められる自動化ソリューションや新型のファイバーレーザ溶接システムを披露し、業界関係者からの注目が期待されます。特に、協働ロボットと組み合わせたベンディングマシンは、業務の効率化が期待されることから、多くの関心を集めることでしょう。
アマダの目指す未来
アマダグループは、製造業において持続可能な社会への貢献を掲げており、各事業間のシナジーを生かして革新的なソリューションを提供することを目指しています。これにより、顧客のニーズに応えるだけでなく、未来のモノづくりの形を提案し続けています。
アマダが送る次世代の製造技術は、金属加工業界の進化を促進するだけでなく、モノづくりの新たな基準を設定する一翼を担うことでしょう。展示会の詳細については、アマダグループの特設サイトもご覧ください。