東京都オープンデータ・ハッカソン2024発表会
2025年3月15日(土)、東京都渋谷区のアルサーガパートナーズ株式会社が、都知事杯オープンデータ・ハッカソン2024の成果発表会に参加し、次世代恋愛支援サービス「TOKYO Life Flow」を披露しました。これにより、AI技術とオープンデータを駆使した革新的なサービスが具体化しました。
アルサーガパートナーズの挑戦
創業以来「挑戦を恐れず、新しい価値を生み出す」という理念に基づき、アルサーガパートナーズは社内の有志メンバーによる技術的な挑戦を積極的に支援してきました。今回のハッカソンもその一環であり、参加チームが社会問題の解決を目指して開発を行いました。
都知事杯オープンデータ・ハッカソンとは
このイベントは、東京都が提供するオープンデータを活用して、行政が直面する課題を解決するためのデジタルサービスを企画・開発するものです。2021年から始まり、2024年のハッカソンでは176件の提案が集まり、発表会でその成果が披露されました。
「TOKYO Life Flow」の概要
「TOKYO Life Flow」は、東京都が導入しているマッチング支援サービス「TOKYOふたりストーリー」を基にしています。この新しいプラットフォームは、出会いだけではなく交際や結婚、さらには子育てに至るまで、AIが都民の日常生活を包括的にサポートすることを目的としています。
背景と重要性
少子化が進行する現代社会において、婚姻数の減少は大きな課題となっています。一般的なマッチングアプリは、出会いの提供に特化していますが、その後の支援に関しては不十分です。東京都の既存サービス「TOKYOふたりストーリー」および「東京ふたり結婚応援パスポート」は出会いの促進に寄与していますが、交際や結婚、子育て支援に関して課題が残されています。
特徴と利点
「TOKYO Life Flow」では、以下の4つの利点が提供されます:
- - 安心して利用できる環境: 公式サービスとして、安全で無料の利用が可能です。
- - 地域特性を活かした提案: AIがオープンデータや個々の趣向に基づいたデートプランを自動生成します。
- - AIコンシェルジュ: 交際の進展や結婚のタイミングに応じて支援やアドバイスを行います。
- - 行政サービスとの連携: 婚姻届や子育て支援など、東京都の関連サービスと連携して包括的にサポートします。
システムの技術
このサービスのシステムは、Flutterによりアプリが開発され、FirebaseやMySQLを使ったデータ管理が行われています。また、AI技術は外部の生成AIサービスと連携して構築されています。
今後の展望
「TOKYO Life Flow」では、恋愛支援だけではなく、最終的には東京都の全ての関連サービスを統合するスーパーアプリの展開も視野に入れています。子育てやライフプラン全般を支援するプラットフォームとしての発展が期待されています。
まとめ
アルサーガパートナーズは、ハッカソンの挑戦を通じて新たな価値を生むことを目指しています。今後も技術革新を促進し、社会課題の解決に貢献することが期待されるでしょう。オープンデータとAIの活用によって、東京都民の生活を豊かにする可能性が広がります。