三菱地所グループのHmlet Japan株式会社が、シンガポール・香港でフレキシブル・リビング事業を展開するHabyt Pte. Ltd.(以下、Habyt APAC)の全株式を取得し、完全子会社化したことを発表しました。この買収によって、Hmlet Japanは日本及びアジア太平洋地域において、フレキシブル・リビングの領域での存在感をさらに強めることになります。
買収の背景
Hmlet Japanは2019年に三菱地所とシンガポールのスタートアップであるHmlet Pte. Ltd.との合弁により設立されました。日本の賃貸市場における課題に取り組みつつ、国際的な居住者のニーズに応える運営スタイルを構築してきました。「契約手続きの簡素化」と「住民コミュニティの形成」を基本に、新たな生活スタイルを東京や大阪で提供し、成功を収めてきたのです。
定量的な成長
今回の買収により、Hmlet Japanは、Blueground JapanおよびHabyt APACを合わせた運営単位数が2,927室に達します。Habyt APACは、シンガポールに829室、香港に232室を展開しており、アジア太平洋地区における重要なプレーヤーとしての地位を確立します。
グローバルな戦略
この買収後、Habyt APACは株式会社Hmlet Japanの取締役であるヨアン・カマルスキー氏がCEOとして運営を担当します。同氏は、Hmletのブランドを生み出した人物であり、今後の成長を期待されています。
デジタルプラットフォームの進化
Habyt APACの資産を活用することで、Hmlet Japanは既存のデジタルプロダクトと組み合わせ、入居者に対してより良い暮らしの体験を提供できるようになります。これにより、入退居手続きやコミュニティ形成がよりシームレスに実現できるでしょう。
未来の見通し
三菱地所グループは、このアジア太平洋地域での進出を契機に、2035年までに35,000室の運営を目指し、年間の営業利益を100億円以上へと引き上げることを視野に入れています。規模の拡大を図ることで、フレキシブル・リビング企業としてのリーダーシップを確立し、グローバル市場における影響力を強化し続ける考えです。
代表のコメント
Hmlet Japanの代表取締役・CEOである佐々木健一氏は、「これまでの6年半で、日本の賃貸市場の課題に対応し、国際居住者のニーズに応える運営スタイルを洗練させてきた。今回は、シンガポールの拠点とAPACビジネスの機会を再び迎える大きな転機である」と語っています。これからもHMLETのビジョンに基づき、暮らしの新たなスタンダードを確立していくことが期待されています。