VEXロボティクス世界大会リモート開催!
2021年5月24日から29日、リモート形式で行われたVEXロボティクスの世界大会が話題となりました。この大会は、世界中の子どもたちが参加する一大イベントであり、特に日本からも小中学生のチームが出場し、熱戦を繰り広げました。
参加チームの挑戦
今年は特に、日本の二つのチーム、東京都調布市のRedBisonsと八王子市のBeastHunterが注目を集めました。RedBisonsは2019年の世界大会にも出場しており、連続して日本代表として選ばれたチームです。BeastHunterも昨年同様、国内のベストチームとして出場権を獲得しました。
成績報告
出場した2つのチームの成績は以下の通りです:
- - BeastHunter(チーム番号:54506D)
- 成績:258チーム中124位
- メンバー:尾花勇我(八王子市立宮上中学校)、住友和樹(八王子市立宮上中学校)
- - RedBisons(チーム番号:23418A)
- 成績:258チーム中112位
- メンバー:田邉冠太(桐朋中学校)、二宮朋諒(駒場東邦中学校)、松澤奨真(調布市立神代中学校)
また、RedBisonsの別チーム(23418B)は200チーム中127位を記録しました。各メンバーはそれぞれの学校でのクラブ活動や部活と両立しながら練習に取り組み、挑戦を続けました。
VEXロボティクスの魅力
VEXロボティクスは、プログラミングやロボット製作を通じて問題解決能力を育てる教育プログラムです。特に、家庭で活動するガレージチームとして取り組んでいる参加者たちは、継続的に学び続け、国際的なコミュニケーション能力を高めています。チームワークや協調性が求められる競技形式は、参加者にとっての大きな成長の場になっています。
競技内容とルール
VEXロボティクスの競技大会は、いくつかのカテゴリーに分かれており、主にリーグ戦とスキルチャレンジに焦点を当てています。
- - VIQC(VEX IQ チャレンジ)は、小中学生を対象にしたプラスチック製ロボットによる競技です。
- - VRC(VEX ロボティクス・コンペティション)は、中高生が金属製ロボットを使って競い合います。
- - VEXU(VEX University)とVAIC(VEX AI コンペティション)も存在しています。
今年の大会では、特にチームワークチャレンジとスキルスチャレンジが行われました。スキルスチャレンジでは、各チームが自律ロボットによるプログラミング技術を競い合いました。
リモート大会の新たな試み
新型コロナウイルスの影響で、今回は初めてリモートで開催されました。参加者は各自のフィールドを定点カメラで記録しながら、オンライン上で競技を繰り広げました。この形式は世界各国の836チームから8600名以上の子どもたちが参加し、ライブリモートトーナメントとして行われ、ギネス記録にも認定されました。
親御様へのインタビュー
VEXに参加しているお子様の親御様からは、子どもたちが学びながら楽しめる環境が提供され、問題解決型教育やESTEAM(エンジニアリング、科学、テクノロジー、アート、数学)教育が自然に学べる点が魅力的だとの声がありました。また、部活動や受験勉強と両立ができる調整力も育まれているとのことです。活動に取り組む子どもたちの姿勢には、確かな成長が見受けられます。
今後の展望
今後もVEXロボティクスの普及が期待され、特にコンピューターサイエンス教育や国際的な交流がさらに進展することが予想されます。この素晴らしい活動を通じて、今後も数多くの子どもたちが世界の舞台で活躍することを願っています。興味がある方は、地域のVEXロボコースに参加してみてください!