リブル、資金調達成功
2022-02-01 09:00:05
水産業の未来を切り拓く、水産ベンチャー・リブルが1億円の資金調達を実施
水産業の未来を切り拓くリブル
株式会社リブルは、牡蠣養殖を中心に、水産業界における革新的な技術開発や環境負荷軽減に取り組む水産ベンチャー企業です。この度、地域のパートナー企業との連携を強化し、第三者割当増資を通じて総額1億円の資金調達を実施しました。
資金調達の目的
リブルは、資金を3つの主要な目的に活用します。1つ目は、牡蠣の三倍体種苗の生産能力を強化し、持続可能な養殖技術の普及を目指します。2つ目は、養殖技術の見える化や省力化を進めるためのデジタル化(水産DX)です。最後に、他地域漁場への技術展開を進める計画です。
牡蠣養殖の新しい戦略
リブルの養殖手法、シングルシード方式は、牡蠣を個別に育成することにより、品質の向上と養殖作業の効率化を実現します。この方法では、牡蠣が付着物を持ちづらくなり、クリーンな殻を形成することができます。これにより、アクアカルチャーの環境への負担軽減も期待されます。
2019年からリブルは、自社の漁場でシングルシード生産方式の実装に向けて実験を重ねてきました。環境問題への取り組みとして、プラスチック使用の削減も掲げ、マイクロプラスチックの問題と向き合っています。持続可能な開発目標(SDGs)に則った「海の豊かさを守る」活動を通じて、良質な海産物の生産キャパシティを拡大しています。
未来の水産業への展望
リブルの取り組みは、食の未来に向けた大きな可能性を秘めています。創業以来、同社は自社の漁場での養殖を通じて、現場に根ざしたニーズに応え、養殖事業者の視点を大切にしてきました。自社で開発した人工種苗技術により、天然のものに依存せず安定した供給が可能になることを目指しています。
リブルのビジョン
リブルは「最高品質の種苗の提供」と「牡蠣のスマート養殖化」を通して、日本の水産業がかつての栄光を取り戻すことを目指しています。業界の最前線を走る同社の挑戦は、今後の水産業の在り方にどのような影響を与えるのか、大いに注目されます。リブルの活動は、ただの養殖にとどまらず、日本全体の水産業改革を進める原動力になっています。
結び
今後もリブルは、持続可能な水産業の実現に向けた新たな技術と取り組みを模索し続けます。牡蠣養殖の新しい形は、業界の未来を明るく照らす光となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社リブル
- 住所
- 徳島県海部郡海陽町宍喰浦字那佐337番55
- 電話番号
-
0884-70-5888