安曇野ミネラルウォーターが大阪・関西万博に登壇
長野県安曇野市に本社を置く株式会社安曇野ミネラルウォーターが、2025年7月10日に開催される日本国際博覧会(通称、大阪・関西万博)のイタリア館で行われる技術発表イベントに参加しました。このイベントはイタリアのオムニア・テクノロジーズ社が主催し、飲料業界における先進的な技術と取り組みを紹介する場となりました。
新工場の技術的な革新
代表取締役の新井泰憲氏が登壇し、新工場の設備導入や企業の未来への取り組みについて詳しく解説しました。新工場では、世界的に評価されているACMI社製のブロー成型機、充填機、ラベラー機が導入され、安曇野産のミネラルウォーターを1日3万箱(約18万本)形式で製造することが可能です。
この発表は、企業の効率化や生産性向上に向けた具体的な一歩ともいえるものです。安曇野ミネラルウォーターは、創業当初からACMI社製のラベラーを使用しており、その技術的なクラフトマンシップに支えられてきました。
アートとデザインの融合
新しい工場は、製造プロセスだけではなく、アートやデザインの要素を積極的に取り入れています。特に、製造工程をテーマにした巨大壁画が特徴的で、このアイデアは新井氏がイタリア出張時にACMI社の職場環境を視察したことから得たものだと明かしています。このように、文化的側面を重視した取り組みが、安曇野ミネラルウォーターの特徴であり、ブランド価値を高める要素となっています。
企業のパーパスに向けた展望
安曇野ミネラルウォーターが掲げる企業パーパスは、「安曇野の資源の価値を世界に広め、縁ある人々の希望の星となる」というものです。このビジョンを実現するため、安定した品質の製品を提供し続けることが求められています。また、製造が単なるプロセスにとどまらず、文化や価値観を伝える重要な手段であることを、多くの人に理解してもらう努力も続けていくとのことです。
株式会社安曇野ミネラルウォーターの基本情報
- - 社名: 株式会社安曇野ミネラルウォーター
- - 本社所在地: 長野県安曇野市穂高有明5945番地100
- - 代表取締役: 新井 泰憲
- - 設立: 2012年3月
- - URL: 安曇野ミネラルウォーター公式サイト
安曇野ミネラルウォーターが今後どのような進化を遂げていくのか、そしてその製品がどのように世界に広がるのか、目が離せません。大阪万博での発表を契機に、さらなる展開が期待されています。