NTTコム オンラインの新しい調査結果
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社は、NTTデータ経営研究所と共同で「観光・スポーツ産業のD2Cマーケティング」に関する調査を行いました。この調査は、デジタル技術の進化により、観光地やスポーツチームが消費者と直接つながるD2C(Direct to Consumer)マーケティングの必要性が高まる中で実施されています。
調査概要
調査は2023年8月18日から8月22日まで行われ、日本国内に住む18歳から79歳の男女1,068人が対象です。調査方法は、非公開型のインターネットアンケートでした。これにより、観光やスポーツエンターテインメントに関する情報収集や購買行動が明らかになりました。
主な調査結果
1.
情報収集の現状
観光業界では、34.2%の消費者が直接観光地や宿泊施設の情報を確認すると答え、スポーツエンターテインメント分野では44.6%が公式ホームページから直接チケットを購入することが分かりました。これにより、D2Cマーケティングに興味を持つ消費者層が存在することが確認されました。
2.
ロイヤル顧客層の分析
調査では、観光およびスポーツエンタメ分野のそれぞれで約10%が「ロイヤル顧客層」と位置づけられ、D2Cマーケティングにおいて非常に魅力的なターゲットであることが浮き彫りになりました。特に、主に20代から30代の若者を中心にした層が高消費に寄与することが期待されています。
3.
オンライン活用の必要性
現在の顧客層はデジタルメディアとの接触が頻繁であり、SNSを積極的に利用しています。そのため、特に20代から30代をターゲットにしたオンラインでのD2Cマーケティング施策が急務とされています。
結論
この調査の結果、D2CマーケティングのプラットフォームとしてのSNSの活用は今後のマーケティング戦略において不可欠になることが確認されました。若年層を中心としたロイヤル顧客層へのアプローチを強化することで、観光やスポーツ産業の市場はさらに拡大する可能性があると期待されています。
NTTコム オンラインとNTTデータ経営研究所は、今後も観光業界やスポーツ・エンタメ産業におけるデータ駆動型ビジネスへの転換を支援し、業界のさらなる発展に寄与していく方針です。