色弱者支援技術
2018-01-15 16:00:06
色弱者支援に向けた革新的技術『C Vision S』の発表
色弱者支援に向けた革新的技術『C Vision S』の発表
色弱とは、遺伝や加齢によって色の認知が困難な状態であり、世界中で約2億人、日本国内で約320万人がこの症状に苦しんでいます。特に、高齢者においては、約10人に6人が何らかの色覚異常を抱えているとのこと。色が見え方が異なるために、日常生活における情報の認識に課題を抱える色弱者にとって、これは大きな社会問題です。
このような背景を受けて、株式会社テレパシージャパンが開発したのが、色弱者向けのウェアラブルアイウェア『C Vision S』です。先進の光学技術を駆使し、このデバイスは、様々な色覚パターンに対応した新しい視覚体験を提供します。具体的には、自社開発の光学・ディスプレイ技術『Zen Optics®』と時分割駆動ディスプレイを組み合わせ、RGBの個別設定や光源の波長選択が可能な次世代の色覚制御を実現しました。
『C Vision S』の特色
このデバイスは、単に明るいままの世界を再現するだけでなく、ユーザーごとのニーズに応じた色の微調整が可能です。特定の原色を強調することで、色の認識が難しい業務における支援にも役立つことが期待されています。また、ハンズフリーで視界に重なる映像を浮かび上がらせる機能も備えており、日常生活や作業の中で色の識別を容易にします。
デモ体験のご案内
『C Vision S』の技術は、2018年1月17日から19日に開催される第4回ウェアラブルExpoにて直接体験することが可能です。東京ビックサイトのウェアラブル活用ソリューションゾーン西3ホール、ブース小間番号W18-50で、体験を通じてその効果を実感してください。
医療関係者からの期待
東京慈恵会医科大学の岡部教授は、「このスマートグラスは色覚を矯正するものではなく、特定の色を識別する手助けとなることが期待されます」と述べています。色弱者が業務上必要な色を特定できることで、日常生活の質が向上する可能性があります。
今後の展望
テレパシージャパンは2019年3月までに『C Vision S』を製品化し、色弱者が直面するさまざまな不便を解消するソリューションとして広める計画です。今後は実証実験を通じて、さらなるユーザビリティの向上を目指し、色弱者支援のためのパートナーを広く募っています。私たちの生活における色の認識を変えるこの技術がどのように普及していくのか、今後の動向に注目です。
会社情報
株式会社テレパシージャパンは、東京都中央区に所在し、ウェアラブル機器の企画・開発・販売を手掛けています。代表は鈴木健一と関口勇二の二人で、これまでに多くの革新的な技術を業界に提供してきました。詳しくは公式サイトを訪れてみてください。
会社情報
- 会社名
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株式会社テレパシージャパン
- 住所
- 東京都文京区湯島2丁目31−22湯島アーバンビル7F
- 電話番号
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000-0000-0000