凍結装置性能認証制度
2026-03-09 16:32:59

業務用凍結装置の性能を見える化する認証制度が誕生

業務用凍結装置の性能を見える化する新たな認証制度の概要



2026年3月9日、一般社団法人食品冷凍技術推進機構(FF Tech)は、世界初となる「凍結装置性能認証制度」と「凍結パワー認定制度」の運用を開始しました。これにより、業務用凍結装置(急速冷凍機など)の性能が科学的根拠に基づき、統一された基準で評価・認証されることとなります。これまでの業界では、各メーカによる独自の測定結果が混在しており、利用者は製品を正確に比較することが難しい状況でした。そのため、期待した性能が得られないという事例も多く見受けられました。

制度創設の背景


近年、冷凍食品の需要は急増していますが、凍結装置の性能評価については、一貫した基準が欠如していました。これにより、ユーザーは性能比較の際に不便を感じていました。本制度の発足は、こうした業界の課題を解決することを目的としています。

凍結装置性能認証制度の特徴


1. 科学的根拠に基づく統一評価基準の創設


この制度では、性能評価に使用されるのは一様な特定のテストパッケージで、実際の食品ではありません。食品特有の条件によるばらつきを避けるため、標準化されたパッケージで評価を行います。

評価指標には、以下の2つの時間が関与します。
  • - MIG Time(最大氷結晶成長時間):0℃〜-5℃の通過時間。
  • - FR Time(凍結時間):10℃から-15℃までの通過時間。
これらの時間が短いほど、凍結装置の能力が高いことを示します。

2. 実運用に即した評価と庫内ムラの可視化


実際の利用状況を反映するため、各社が定めた標準的な積載量で実測試験を実施します。庫内の各ポイントの温度を測定し、凍結速度のばらつきを可視化することで、より精度の高い品質管理が可能になります。

3. 第三者委員会による公正な運用


東京海洋大学の渡辺学教授を委員長とする第三者委員会が設置され、評価手続きの科学的妥当性や制度全体の透明性を確保します。

ユーザーのための「凍結パワー認定制度」


この制度は、凍結装置の性能を公正に測定する仕組みであり、測定された結果を簡潔に伝えるための「凍結パワー認定制度」が導入されます。利用者が直感的に装置の性能を理解できるよう、MIG Timeに基づいて5段階の星評価として示されます。

参画企業と今後の展望


本制度には、フクシマガリレイやホシザキなどの企業が参画しており、業界全体の信頼性向上を目指しています。将来的には連続式凍結装置の評価基準の策定や、食品品質評価の統合を進め、メーカーの性能訴求の精度向上を図ります。

このような取り組みを通じて、利用者はより適切な凍結装置の選定が可能となり、業界の信頼性を向上させることを期待しています。

詳しい申込方法や最新情報は、FF Techの公式サイトで確認できます。公式HPにて最新の情報を入手し、安心して業務用凍結装置を選定してください。


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会社情報

会社名
一般社団法人食品冷凍技術推進機構
住所
東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
電話番号

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