カーディナルヘルス、心血管治療製品提供の拡大
カーディナルヘルスは最近、欧州およびアジア太平洋地域における心血管製品の提供を強化するために、バイオセンサーズとの販売契約を拡大しました。この新たな契約により、日本においてバイオセンサーズの冠動脈インターベンション(PCI)製品を独占的に販売する権利を取得しました。また、株式会社カネカとの連携により、広範な地域でのPCI関連製品の販売権を獲得しました。この契約により、コーディスは欧州やアジア太平洋地域において、血管内治療製品の提供をさらに充実させることが可能となりました。
新たな販売契約の意義
カーディナルヘルスのアジア地域のメディカル・プロダクツ社長であるパトリック・ホルト氏は、これらの契約がアジア太平洋地域における心血管内治療のポートフォリオを拡大するための重要な一歩であると述べています。新たな販売契約の締結により、地域の医療従事者および患者が最新の心血管治療にアクセスできるようになります。
コーディスは、日本でバイオセンサーズのBMX-J薬剤溶出ステント(DES)とbp22-4D PTCAバルーンを独占的に販売します。これにより、2016年に締結された契約に基づいて、コーディスはEMEAおよびオーストラリア・ニュージーランド地域のDES市場に復帰することができたのです。この新しい契約によって、経皮冠動脈インターベンション(PCI)を受ける患者の治療をより効果的にサポートする体制が整います。
カネカとの連携
カネカとの契約によって、コーディスは高品質なセミコンプライアントおよびノンコンプライアントのPCIバルーンカテーテルの販売を行います。日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドにおいて、これらの製品はNEON™およびNEON™ NCという名称で供給され、中国市場ではIkazuchi RevとFortis IIのブランド名で展開されます。さらに、コーディスは中国の承認を受けて、Ikazuchi ZeroとRaiden 3も販売予定です。カネカのバルーンカテーテルは、低侵襲でありながら高い性能を発揮し、特に石灰化した病変に対する治療に効果を持ちます。
心疾患の影響と市場動向
心疾患は予防可能な病気の中でも最も多くの早期死亡を引き起こしており、年間約1750万人もの命が失われています。これは世界全体の死亡者数の31%を占めるとされています。そのため、心血管治療市場はますます注目を集めており、アジア太平洋地域における血管内治療市場は2014年から2022年にかけて年率4.8%の成長が予想されています。この成長は、同期間中の世界市場の成長率である2.9%を大きく上回ります。2022年には、血管内治療機器市場は約1116億米ドルに達すると見込まれています。
カーディナルヘルスについて
カーディナルヘルスは、医療サービスと製品をグローバルに提供する企業であり、医療業界におけるサプライチェーンの最適化や効率化、患者管理の向上に努めています。この企業は、フォーチュン500のトップ50にもランクインする実績を持ち、世界中で3万7000人以上の社員と共に日々努力しています。最新情報は、公式ウェブサイトやTwitterからも入手できるため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
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