インターナショナルスクールの実態
2024-11-29 08:19:21

インターナショナルスクールへの関心と懸念:保護者のリアルな声を探る

インターナショナルスクールへの関心と懸念



最近、インターナショナルスクールへの興味が高まっていますが、一方で保護者の間では多くの不安や疑問も存在します。じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOIが実施した調査によれば、インターナショナルスクールに通わせたことがない保護者330人のうち、約57%が通学に消極的な姿勢を示しています。これはいかにインターナショナルスクールが難しい選択肢として認識されているかを示す数字と言えるでしょう。

保護者の思い



調査結果では、34.2%が「通わせない」という意見を持ち、22.7%が「あまり通わせたくない」と感じており、合計で56.9%が消極的な意見を示しています。一方、通わせたいと考える保護者の割合は約25%で、その回答の内訳を見ても親の期待と心配が交錯しています。
例えば、66.3%が「英語教育を充実させたい」と答える一方で、60.2%は「グローバルな視野を身につけさせたい」とも回答しています。

このように、英語力や国際感覚を育てることへの期待は高いものの、実際に通わせることには大きな障壁があると言えます。

消極的な理由



保護者がインターナショナルスクールへの通学に消極的な理由として最も多かったのは「学費が高い」(51.6%)。特に、日本の教育に慣れた親にとって、年間数百万円に及ぶ学費は大きな負担となるようです。次いで「学校の情報が少ない」(23.4%)や「日本の教育に満足している」(22.3%)といった理由も見られました。このことは、インターナショナルスクールに対する情報が不足していることが、通わせない理由に繋がっていると思われます。

さらに、「日本のカリキュラムとは違いすぎる」との懸念(16.0%)もあり、多くの保護者は受験制度と接続した教育環境にこそ安心感を抱いているようです。インターナショナルスクールは日本独自の受験システムに適合していない場合が多いため、親たちの不安が募ります。

通わせたい理由と気になる学費



通わせたいと考えている約25%の保護者の希望としては、「通学型のインターナショナルスクール」が63.9%で最も多く、日本国内の受験対策ができるインターナショナルスクール(26.5%)のニーズも伺えます。オンラインインターナショナルスクールを希望する声もありますが、通学型でのリアルなコミュニケーションを重視していることが考えられます。

また、インターナショナルスクールに行かせたい理由として、66.3%が「英語教育を充実させたい」と答えています。これは、将来の進学や就職に向けた意識の高まりを反映しているでしょう。

経済的な壁



では、実際の学費についてはどうなのかというと、54.2%の保護者が「100万円未満なら許容範囲」と回答していますが、インターナショナルスクールの学費は一般に150万円以上となることも多く、実際の経済的な負担感が問題視されています。これにより多くの家庭がインターナショナルスクールを選択肢から外す結果になっています。

調査の結果、保護者たちは情報不足や学費の高さによってインターナショナルスクールの選択が難しいと感じていることが明らかになりました。

まとめ



この調査から、インターナショナルスクールに対する保護者の視点とニーズ、そして不安が浮き彫りになりました。英語教育や国際的な視野を育みたいとの希望はあるものの、学費や情報の不足、さらには日本の教育制度に対する信頼などが、実際に通わせる上での大きな障害になっていることが分かります。今後、より多くの家庭がインターナショナルスクールを選択できるよう、情報提供や学費の見直しが求められます。


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