山形県遊佐町で大学生が地域活性化!芋煮会イベント開催、新たな観光体験を提案
山形県遊佐町では、大学生による地域課題解決型インターンシップが大きな成果を収めています。2024年夏、合同会社danoが主催したインターンシップでは、大学生4名が約1ヶ月間、遊佐町の魅力を発掘し、新たな観光体験コンテンツの開発に取り組みました。その成果として、11月16日~17日に開催される芋煮会イベント『来ちゃいなよ!遊佐たび』をはじめ、魅力的な企画が誕生しています。
ウェルビーイングな旅で地域を創る
インターンシップのテーマは「ウェルビーイングで持続可能な地域を、旅から創る」。学生たちは、遊佐町の豊かな自然や文化を独自の視点で捉え、既存の観光とは一線を画す体験を企画しました。遊佐町の資源を最大限に活用し、持続可能な地域社会の構築を目指した、実践的な取り組みです。
多彩な観光体験コンテンツ
インターンシップ期間中、学生たちは遊佐町を巡り、地元住民との交流を通して町の魅力を肌で感じました。そして、その経験を活かし、いくつかのテストコンテンツを実施。その中には、感情表現をアートに昇華させる「感情art」、遊佐の高校生と留学生が一緒にカヌー体験を行う企画、そして自然の中で自分自身と向き合うマインドフルネス座禅体験など、多様な企画が含まれています。
特に印象的なのは、高校生と留学生が共にカヌー体験を行い、英語でコミュニケーションを取り合う様子です。この企画は、異なる文化背景を持つ人々が交流し、新たな視点を得る機会を提供するものとして注目を集めています。留学生からは、「すごく楽しかったです。一緒にカヌーをした人達は積極的に英語を話してくれ、すごくいい人ばかりだったように思えます。」と喜びの声が上がっています。
芋煮会イベント「来ちゃいなよ!遊佐たび」
インターンシップの目玉企画である「来ちゃいなよ!遊佐たび」(旧称:世界一あったかい芋煮会)は、11月16日~17日に開催されます。このイベントは、単なる芋煮会にとどまらず、参加者同士が交流し、自己内省を深めるプログラムが用意されています。芋煮会に加え、「お互いの価値観を伝え合うカードゲーム」や「星空鑑賞」など、多様なコンテンツが盛り込まれ、参加者は遊佐の豊かな自然の中で心豊かな時間を過ごすことができます。
企画者の学生は、「いまの大学生は、自身のワクワクを忘れてしまっていると感じた」と語ります。このイベントを通して、参加者自身の「ワクワク」を取り戻し、自分自身と向き合う機会を提供したいという熱い思いが込められています。
情報発信サイト「自然体験 & 交流研修 問い合わせサイト」
インターンシップで生まれた観光体験コンテンツは、特設ウェブサイト「自然体験 & 交流研修 問い合わせサイト [β版]」で紹介されています。このサイトでは、各コンテンツの詳細や問い合わせ方法などが掲載されており、多くの人々が遊佐町の新たな魅力に触れることができます。
地域活性化への貢献
このインターンシップは、単なる学生の活動にとどまりません。地域課題の解決に積極的に取り組む大学生たちの熱意と、それを受け入れる遊佐町の柔軟な姿勢が、地域活性化に大きく貢献しています。この取り組みは、他の地域にとっても貴重なモデルケースとなるでしょう。今後も、遊佐町における地域活性化の取り組みから目が離せません。