香川県の地域活性化を目指す連携協定
2023年10月3日、香川県の地域活性化を目指した連携協定の締結式が行われました。この協定には、東京都に本社を置く株式会社地方創生社、香川県丸亀市に本社を持つ株式会社サニーサイド、香川県三豊市の株式会社暮らすことが参加しています。これらの企業は、香川県をはじめとする四国四県の特産品を活かした商品開発や販売を通じて、地域の魅力を高める取り組みを始めます。
地域資源を利用した新たなお菓子開発
連携の一環として、サニーサイド社は、四国四県の伝統的な製法で育てられたお茶を活用したお茶菓子を開発しています。計5種類のお茶を使った製品が、日本茶カフェ「The Tea Room KOTOHIRA」で提供される予定です。中でも、お茶餡団子やショコラ、アイスクリームなど、香り高いお茶を楽しめるお菓子には期待が寄せられています。また、地元のマイクロブルワリー「DONZO Brewing」と連携し、ビール製造の過程で出る麦芽かすを再利用したスナックも商品化し、フードロスの削減にも貢献しています。
オリジナルのヴィーガンベーグルも登場
別のパートナーである暮らすこと社は、香川県産の上質な小麦粉を使用したヴィーガン&ベジタリアンベーグルを開発しています。これらのベーグルは「Bagel House KOTOHIRA」にて常時20種類以上が販売予定で、地域の特産品を用いたメニューも充実。動物性食品を一切使用しないこの新しいベーグルは、特に健康志向の方々に人気を集めそうです。
地域交流のためのイベントも企画
さらに、これらの企画は商品開発にとどまらず、地元住民と観光客との交流の場を創出することも目的としています。食育に関連するワークショップや農業体験、茶道体験など、食に関連したイベントを共同で開催し、地域の絆を深めます。
地方創生社の役割と将来の展望
地方創生社は、これらの連携を通して四国の特産品を広め、地域の魅力を国内外に発信していくことを目指しています。また、地域交通の便を高め、新町商店街の活性化にも寄与していく計画です。香川県琴平町の「新町商店街」において、空き店舗や空き家を改修し、宿泊施設や日本茶カフェ、ベーグルショップを設立するプロジェクトも2024年の11月に予定されています。この新たな施設は、地域の観光促進や住民との交流を図る重要な拠点となることでしょう。
プロジェクトの実施計画
このプロジェクトは観光庁の支援を受けており、地域活性化の一環として実施されています。重要なポイントは地域の生産品や特産品を活用し、それを地域全体で支えていくことです。以後、地方創生社はこれまでの知見と経験を活かし、地域が持つ多様なる魅力を一層引き出していくため、他の地域とも連携しながら進めていく方針です。
このように、香川県の魅力を再発見し、国内外へ広めるための取り組みが進む中、今後の展開から目が離せません。