ペットへの新しい供養を提案する『Sotto Sora』の発表

ペットも家族の一員、祈りの形を再定義する『Sotto Sora』

2025年9月3日から5日にかけて開催される「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2025」に、仏具ブランド『Sotto（ソット）』が出展します。当日は、ペット向け新シリーズ『Sotto Sora（ソットソラ）』の発表が予定されています。この新シリーズは、愛するペットを家族のように思う人々に寄り添う新たな祈りの形を提案するものです。

近年、ペットが家族の一員として認識されることが一般化しており、その旅立ちをどのように迎えるかという考え方にも変化が見られます。『Sotto Sora』の名は「空」を意味し、愛しい命を空に送り出すというテーマから名付けられました。この新しいデザインは、ペットロスを経験する飼い主の心を静かに支えることを狙いとしています。

『Sotto』の理念とは

『Sotto』が掲げる理念は、「供養の道具を通じて、現代の暮らしにおける『祈り』の本質を再定義する」ことです。

「祈り」は単なる故人を弔う行為ではなく、自分自身の心と向き合い、日々を前向きに生きるための大切な時間であると考えています。そのため、従来の仏具の枠にとらわれず、日常的に使えるデザインを重視しています。これが、現代の『想具（Soːgu）』の考え方です。

プロダクト紹介

『Sotto』は、様々なプロダクトを展開し、日常生活の中で自然に使えるデザインの供養道具を提供しています。今回のギフトショーでは、以下のような製品も紹介されます。

1. Potterin（ポタリン）

滴型のデザインが特徴のオールインワン仏具で、三具足（火立、香立、花立）が一体化しています。台座部分はおりんの機能も持ち合わせており、コンパクトでありながら本格的な供養の場を作り出します。2015年にはグッドデザイン賞を受賞しました。

2. Laymory（レイモリー）

一つの写真に固執せず、数多くの思い出を重ねて飾ることができる写真立て。故人との想い出を他の写真と一緒に楽しむことができ、心の癒しを提供します。

3. Lefume（レフューム）

手紙を書くことと香りを結びつけた香炉。想いを書く時間は自己と向き合う貴重な時間となり、安らぎを得るきっかけを提供します。日常の道具としても使用可能です。

デザインチームについて

『Sotto』の製品は、伝統工芸の技術を基にしながらも、現代的なデザインの視点を取り入れています。『Sotto』の製品の開発には、多くのデザイナーが参加しており、以下のクリエイター達がチームを構成しています。

- デザイナー兼教授の岡田心氏
- インテリアデザイナーの橋本潤氏
- フーニオデザイン共同代表の前野慧氏
- ディレクターでありデザイナーの古庄良匡氏

これらのデザイナーが協力し「日常空間に寄り添う祈りの道具」を探求しています。

終わりに

『Sotto』は、伝統技術と現代のライフスタイルを融合させた新しい供養のかたちを提案しています。『Sotto Sora』という新しいシリーズも、愛するペットのための心を寄せる道具として多くの人に受け入れられることを期待しています。東京ギフトショーでは、ぜひ会場に足をお運びいただき、実際の製品に触れてみてください。心直に寄り添う祈りの形を体感できることでしょう。