Anylom、骨用プレート開発でNEDOの支援を受け新たな挑戦へ
Anylomが挑む骨用プレートの革新
Anylom株式会社は、東京都中央区に本社を置く新興企業で、最近、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する2023年度「ディープテック分野での人材発掘・起業家育成事業(NEP)」の躍進コースCに採択されました。このプログラムは、研究開発型スタートアップへの支援を通じて、革新的なビジネスモデルの実現を目指しています。
Anylomが提案するプロジェクトは、「薬事申請に対応したカスタムメイド型骨用プレートシステムの開発」です。この取り組みは、骨折治療の分野において急速な対応を可能にすることを目指しています。従来の骨用プレート道具は、患者の個々の骨形状に必ずしもフィットしないことが多く、これが治療の難しさを引き起こす要因となっていました。
不適合の課題
現在、市場で利用されている「解剖学的骨用プレート」は、製品ごとに異なる設計がなされており、患者一人ひとりの骨の状態に合うとは限りません。このため、間違った整復位置のままプレートを固定してしまうこともしばしばです。特に、骨折手術においては迅速な手術が求められることが多く、手術の時間を長引かせる要因となることもあります。
Anylomでは、こうした課題を解決するため、患者によって異なる骨形状に特化したカスタムメイド型骨用プレートを開発中です。特に注目すべきは、医師が自ら簡単にプレートをデザインできるソフトウェアの開発です。このソフトによって、デザインにかかる時間を大幅に短縮し、約10分でカスタムメイド型のプレートが設計できるようになります。
迅速な提供に向けて
医療現場において、迅速な対応が求められる整形外科の分野で、このようなカスタムメイド型の骨用プレートの実用化が進むことは重要です。Anylomは、NEPの助成を受けてこの製品の開発を加速し、できるだけ早く医療現場に届けることを目指しています。
Anylomの理念
Anylomは、「誰でもどこにいても質の高い医療を受けられる世界を実現する」という理念のもと2023年に設立された会社で、特に医療技術に重点を置いたスタートアップです。Anylomはこの分野に新たな風を吹き込み、患者にとってより良い治療環境を提供できるよう努めています。
今後の展開が非常に楽しみなAnylom。彼らの取り組みが医療現場にもたらす影響は大きく、今後の進展が期待されます。さらなる技術革新が進む中で、患者にとっての希望となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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Anylom株式会社
- 住所
- 東京都中央区銀座7-13-20銀座THビル9階
- 電話番号
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