多摩川流域で広がる新たなクラフトビール文化
川崎市を中心とした多摩川流域で、クラフトビールの魅力が続々と広がっています。新たに参画する8つのブルワリーを含む22ブルワリーが集結し、地域活性化を目指すプロジェクト「TAMAGAWA ALL BREWERIES ALLIANCE」、愛称“TABA”がスタートしました。この取り組みは、多摩川の豊かな自然と文化の中で生み出されるユニークなビールを、地元の人々や観光客に向けて発信するものです。
TABAとは?
TABAは、多摩川周辺のクラフトビールブルワリーが協力して、地域のビール文化を育み、新たなファンを作ることを目的としたプロジェクトです。“タバ”という名は、流域の歴史文化を象徴し、地域内のブルワリーを「束ねる」という意味も含まれています。まるで川の流れのように、常に新しいアイデアを具現化するブルワリーの個性が、これからも豊かなビール文化を生み出していくことでしょう。
昨年度の活動
プロジェクトの1年目は、コロナ禍の影響で落ち込んだクラフトビール消費の回復を目指し、様々な活動を展開しました。商業施設やイベントへの出店、ブルワリーマップやオーディオガイドの制作、公式WEBサイトやSNSを使った情報発信など、積極的に取り組んでいます。これにより、地域内のブルワリーの認知度が高まり、新たなファンを引き寄せる足掛かりが築かれました。
今年度の計画
プロジェクトの2年目では、ブルワリーへの来店を促進するための各種施策を実施します。特に「クラフトビールツーリズム」の確立を目指し、観光事業にも注力する方針です。
参加者は、TABA参画ブルワリーを巡り、それぞれの地域に根付いたビールの魅力を味わうことができます。テーマに沿ったプログラムが用意され、アフターコロナを見据えたインバウンド向けの要素も取り入れられます。
自然に囲まれた美しい河川敷で、アウトドアチェアに座りながらクラフトビールを楽しむイベントを展開します。この新たな飲酒スタイル「チェアリング」をテーマに、地域の人々が集まり、自然の魅力を感じながらビールを楽しむ機会を提供します。
昨年制作した好評のブルワリーマップをさらに充実させ、観光案内所などと連携して配布を強化します。多摩川流域を訪れる多くの人々に、ビールだけでなく地域の魅力も伝えていきます。
TABAの参画ブルワリー
今年度新しく参加するブルワリーは以下です(★印が新規参画):
- - T.T BREWERY(川崎市川崎区)
- - 東海道BEER川崎宿工場(川崎市川崎区)
- - 鍵屋醸造所(川崎市幸区)
- - ブリマーブルーイング(川崎市高津区)
- - ★みぞのくち醸造所(川崎市高津区)
- - クラフトビア ムーンライト(川崎市多摩区)
- - ★HANEDA SKY BREWING(東京都大田区)
- - ★羽田麦酒 - 羽田ブルワリー(東京都大田区)
- - ★RIOTBEER(東京都世田谷区)
- - ふたこビール(東京都世田谷区)
- - Izumi brewery(東京都狛江市)
- - ★SAKE-YA(東京都狛江市)
- - 籠屋ブルワリー(東京都狛江市)
- - 調布ビアワークス(東京都調布市)
- - 10ants Brewing(東京都府中市)
- - KUNITACHI BREWERY(東京都国立市)
- - ★Sakamichi Brewing(東京都立川市)
- - ★立飛⻨酒醸造所 - TACHIHI BREWERY(東京都立川市)
- - Shared Brewery(東京都八王子市)
- - ★石川酒造(東京都福生市)
- - Fat Barley Brewing(東京都福生市)
- - イサナブルーイング(東京都昭島市)
新規参画するブルワリーの詳細情報については、公式WEBサイトで随時更新される予定です。これからもTABAは多摩川流域のクラフトビール文化を支え、さらに成長させていくことでしょう。
まとめ
川崎・多摩川流域のクラフトビールを盛り上げるプロジェクト「TABA」は、地域のつながりと創造性を生かし、新しいビール文化を築いていく挑戦です。美味しいビールとともに地域の魅力をたくさんの人に伝えることを目指し、これからのシーズンが待ち遠しいですね。