コロナ禍を超えてつながる友情
新型コロナウイルスの影響で生活様式が一変した昨今、私たちの心には別の形のつながりが求められました。その中で、ハンドメイドの力が再評価され、創作活動が新たなコミュニケーションツールとして注目を浴びています。特に、DECOクレイクラフトはこの状況を逆手に取り、より多くの人々を巻き込むプロジェクトを立ち上げました。
DECO40周年記念の取り組み
2021年の秋、DECOクレイクラフトはその創立40周年を迎え、世界中の仲間に向けて意味のある作品を創作しました。そのプロジェクトは、コロナ禍のおうち時間を利用して、各国のクレイファンが心を込めて作った800本のハンドメイドフラワーを集めたものです。本企画は、「国の垣根を越えてつながろう」というメッセージのもとに進められました。
世界15カ国から参加者を募り、オンライン開催での作品展示が決まりました。日本だけでなく、アメリカやカナダ、ロシアなど、さまざまな国から多くの作品が集まり、その結果を一つのアートとして仕上げました。
オンライン展示会の詳細
完成した作品は、2021年11月12日(金)にオンライン展示会で披露されました。この展示会では、合同作品の他に、参加者たちの個別作品やグループ作品も展示され、世界中のクリエイターたちが一堂に会する貴重な機会となりました。同イベントでは、クレイクラフトの楽しさを世界に広めるだけでなく、オンライン上で仲間同士の交流も促進されるプラットフォームが整いました。
ものづくりを通して得たもの
今回の活動を通じて、多くの参加者が「クレイと向き合う時間が、コロナの不安から解放される時間になった」と振り返ります。そんな声が日本に届けられるようになると、主宰の宮井和子と友紀子は、国際的なつながりの重要性を再認識し、さらなる創作活動を続ける決意を固めました。
この合同作品を通じて、遠く離れた仲間たちが喜びや楽しみを共有し、少しでも日常の不安から解放されることを願っています。まさに「Flowers Bring Us Together」を体現する体験がここにあります。
DECOの未来と展望
DECOクレイクラフトは、創設から40周年を迎え、これからもより多くの人に工作の楽しさを伝えていきます。オンライン講座の普及を受け、今後も国際的なプロジェクトの推進を計画しており、さらなる発展を目指しています。皆さんも、この仲間の輪に参加して、一緒にクリエイティブな時を過ごしましょう!
このプロジェクトを通じて、私たちは物理的な距離を超えた絆を育むことができたのです。今後もこのような活動を通じて、心のつながりを大切にしていきたいと考えております。