愛知県で全国初の製造業専門データサイエンティスト養成講座がスタート
愛知県の豊田市と名古屋市において、製造業に特化したデータサイエンティスト養成講座が開講されることが発表されました。この講座は、AIとIoT技術が製造業において重要な役割を果たす中、データ解析をビジネスに活かす人材の育成を目指しています。提供するのは、愛知県のテービーテック株式会社と東京の株式会社キカガクの共同企画で、全国初の取り組みです。
テービーテック株式会社は、愛知県豊田市を拠点とし、大手自動車メーカーを含む製造業において豊富なIoTのノウハウを持っています。一方、株式会社キカガクはデータサイエンスの講座運営に定評があります。この二社の協力によって、実践に基づいた教育が実現しました。
この講座では、単なる座学だけでなく、実際の設備やセンサーから得たリアルデータを教材に使用します。カリキュラムは製造業に特化しており、模擬設備を使ったデータ解析の実習が取り入れられています。具体的には、解析した結果を設備に適用し再検証するイテレーションを繰り返すことで、データ解析の精度を高める狙いです。
この講座は日本の基幹産業である自動車産業において、社員の参加を主に想定しています。こうした人材の育成は、企業にとって将来的な競争力を高めるためにも非常に重要です。また、この講座がモノづくりにおけるAI/IoTコミュニティのハブとなることも期待されています。
開講場所は、豊田市内のテービーテックの本社と名古屋市の名古屋パークプレイスで、それぞれの開始日は豊田校が5月20日、名古屋校が6月4日と発表されています。両校とも、週2回のペースで講座が進行します。
詳細については、テービーテックの公式ウェブサイトにて確認できます。製造業の未来を切り開く人材を育成するこの取り組みが、今後日本の産業界にどのような影響を与えるのか、注目が集まるところです。
会社情報
- 会社名
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テービーテック株式会社
- 住所
- 愛知県豊田市土橋町3-4-1東京貿易ビル6F
- 電話番号
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0565-27-5811