国際高等学校、ハーバード流特別授業を実施
最近、愛知県の国際高等学校で特別な授業が行われました。その名も「起業家リーダーシップ」。この授業は名商大ビジネススクールから内古閑宏教授を招き、ハーバード流ケースメソッドを活用して実施されました。
ケースメソッド授業の特徴
ケースメソッドは参加者中心型の教育手法であり、講師の役割は生徒が意見を交流し合えるように議論を促すことです。この授業では、高校1年生と2年生の合同クラスが参加し、新幹線の清掃業者「TESSEI」を題材にしたケーススタディを通じて、リーダーシップの重要性について考えました。
生徒はチームとして素晴らしい成果を収めるためには、リーダーがどのようにチームを統率するべきかを真剣に議論し、問題解決のスキルを養いました。
生徒の反応
授業を受けた生徒は、「通常の授業ではクラスの人数が少ないため発言にそれほどプレッシャーを感じないが、今回は大勢の前で意見を述べる勇気が必要だった。それでも、多様な意見を聞くことができ、他の学年の生徒とグループワークが実施できたのは貴重な経験だった」と述べ、大いに楽しんだ様子を伝えました。
内古閑教授の感想
内古閑教授は「通常、このTESSEIのケース教材は大学生やMBAプログラムの学生を対象に使用されるもので、高校生が数値データを分析するとは驚きだった」と語りました。また、グループプレゼンテーションでは限られた時間の中で緊密に協力し合い、スムーズな発表を実現した生徒たちの姿に感銘を受けたと話しています。
国際高等学校の教育理念
国際高等学校は、国際的なリーダーを育成することを目指しており、多様な背景を持つ生徒が共に学ぶ環境を提供しています。この学校では、日本語の授業以外はすべて英語で実施されるため、英語力を培いながら国際感覚を身につけることができます。2022年にはIB World Schoolの認定を受け、全国でも数少ない全寮制の国際教育機関として位置づけられています。
学校の特色
国際高等学校では、ハーバード大学などの方法を取り入れたリーダーシップ教育を行い、少人数制で具体的な討議を重ねていきます。教員は全員が専門的な資格を持ち、入学希望者向けにはサマースクールや高校準備課程のプログラムも実施し、学生に合わせた教育を提供しています。
さらに、全寮制の環境では「House Supervisor」が心理面や健康面でのサポートを行い、異なる文化や経験を持った仲間たちと共同生活を通じて多様性を理解し、協調性や社会性を養っています。
今後のイベント
国際高等学校では今後も教育イベントが予定されています。
- - 2月20日:オンライン学校説明会
- - 3月20日:授業見学会
- - 3月22〜25日:スプリングキャンプ
一層進化する教育環境の中で、生徒たちは実践的な学びを通じて国際的に通用するスキルを磨いていくことでしょう。