2024年12月22日、ニューヨークから配信されるオンラインライブ対談にて、著名な日本画家の千住博氏と生命科学者の冨田勝氏が「サイエンス」と「アート」の本質をテーマにした対談を行います。この対談は「日曜朝最先端探訪シリーズ」として知られ、サイアンスアカデミーによって運営されています。
お二人は小学校からのクラスメイトであり、慶應高校で共に学んだ後、学術の道と芸術の道に分かれた経歴を持っています。冨田氏は慶應義塾大学の工学部を卒業後、米国のカーネギーメロン大学でAIを専攻し、千住氏は東京藝術大学でアーティストとしての基礎を築きました。それぞれの家庭背景も魅力的で、千住氏の父は慶應義塾大学の教授で、冨田氏の父は国際的に名を馳せた音楽家です。
今回の対談では、冨田氏が「サイエンスの本質はアートである」とし、千住氏は「アートの本質はサイエンスである」と語ります。一見対立しているように思える二つの分野が、実は根本的に共通している部分があるのではないかと考える二人のアプローチは興味深いです。
さらに二人は、親しい友人でもあり、時には居酒屋で飲み会を開いたり、カラオケを楽しむこともあるそうです。そのため、リラックスした雰囲気の中で交わされる本音トークは、科学と芸術の両面からの新しい視点を提供することが期待されます。この対談では、科学がどのように芸術に影響を及ぼし、反対に芸術が科学に何をもたらすのかを探る貴重な機会になることでしょう。
千住博氏は、ニューヨークを拠点に活躍する画家として、巨大な滝や崖をテーマにした作品で国際的な評価を得ています。彼は、抽象表現主義に根ざしたミニマルな表現と伝統的な日本の絵画技法を融合させた作品を創作しており、国内外で高い評価を受けています。
一方、冨田勝氏は、AI領域の専門家として、環境情報学など幅広い分野での研究に取り組んできました。特に慶應義塾大学で見出した才能を育てた実績もあり、先端生命科学の研究所を設立し、多くのベンチャー企業を支援してきた実績を誇ります。
このように異なるバックグラウンドを持つお二人が、どのようにサイエンスとアートの交差点を探り合うのか、そのディスカッションは人々に新たなインスピレーションを与えることでしょう。興味深いテーマを扱うこのオンラインイベントをお見逃しなく。
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