自己啓発の名著『ガルシアへの手紙』が再重版
株式会社KADOKAWA(代表取締役社長 CEO:夏野剛)が、自己啓発の不朽の名著『ガルシアへの手紙』の重版を決定しました。この書籍は、侍ジャパンの元監督である栗山英樹氏の推薦コメントがオビに掲載されており、注目を集めています。
栗山英樹氏の推薦文とは
オビには栗山英樹氏が「生き様に迷ったとき 必ず道標になります」とのコメントを寄せています。この言葉からも分かるように、栗山氏は『ガルシアへの手紙』が持つメッセージに強く共感しています。彼自身の野球人生においても、困難に直面した際にこの本が心の指針となったのでしょう。
『ガルシアへの手紙』の内容
この本は、1888年にエルバート・ハバードによって書かれたもので、アンドリュー・S・ローワンの実話を元にしています。物語は、米西戦争の際に、マッキンレー大統領がキューバのリーダー・ガルシアに宛てた手紙を、居場所が不明なローワンがボートで運ぶというものです。ローワンは4週間を経て手紙を届け、無事に帰還しました。
この物語は自主性や行動力を強調しており、実際に困難を乗り越えたローワンの姿は、読者に大きな勇気とインスピレーションを与えてくれます。
自主性と行動力の重要性
栗山英樹氏がこの本を推薦する理由の一つは、その内容が現代のビジネスシーンやスポーツの世界でも通じる教訓だからです。自主性を持ち、自分の使命を果たすために行動することの大切さは、今日の私たちが直面する様々な挑戦にとって欠かせないものです。
ハバードは、「男は何も聞かずにキューバへ急いだ」という言葉を通し、指示を待つのではなく、自ら進んで行動する姿勢の重要性を説いています。
長年にわたって支持される理由
この作品は、100年間にわたり多くの読者に支持されてきました。今までに1億人以上が手に取ったというその人気は、その内容の普遍性とも言えるでしょう。
また、著者のエルバート・ハバードは、教育者や思想家としても知られ、彼の短くてわかりやすい文章が多くの人に愛されました。彼の著作は、当時の著名な雑誌「ペリシテ人」や「時代」にも影響を与えています。
まとめ
このように、角川文庫の『ガルシアへの手紙』は、単なる読書以上の経験を提供してくれる作品です。自己成長を促し、自身の行動を見直す良いきっかけとして、多くの人にお勧めしたい一冊です。
書誌情報:
- - 書名:ガルシアへの手紙
- - 著者:エルバート・ハバード、アンドリュー・S・ローワン
- - 訳者:三浦広
- - 定価:880円(本体800円+税)
- - ISBN:9784041132746